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水酸基およびカルボキシル基の新規保護法の開発とその天然有機化合物合成への適用

研究課題

研究課題/領域番号 62540390
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 有機化学一般
研究機関青山学院大学

研究代表者

光延 旺洋  青山学院大学, 理工学部, 教授 (90082792)

研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1987年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードアルキリデンアルトロピラノシド / アルキリデンリボフラノシド / 還元的開裂 / カルボン酸2-トシルエチル
研究概要

1.糖水酸基の選択的保護:4, 6-0-ベンジリデンアルトロピラノシド誘導体(1__〜a)を0°Cで水素化ジイソブチルアルミニウム(DIBAH)と反応させたところ, 6-0-ベンジル誘導体(2__〜a)が定量的に得られた. 一方, 4, 6-0-(4-メトキシベンジリデン誘導体(1__〜b)とDIBAHとを0°Cで反応させたときには, 6-0-および4-0-(4-メトキシベンジル)誘導体(2__〜b, 3__〜b)が1:2の生成比(収率97%)で得られた. この反応には温度依存性があり, -78°Cでは2__〜bと3__〜bの生成比は2:1に逆転し, 40°Cでは3__〜bのみが85%の収率で生成した. 4位水酸基をメトキシエトキシメチル(MEM)基で保護した融合体(1__〜c)とDIBAHとの反応では, 2__〜cと3__〜cが生成比8:1, 収率96%で得られた. この開裂反応は, 6位酸素原子のアルミニウムへの配位は速度支配で, 4位酸素原子の配位は熱力学支配であると考えれば反応方向は説明できる. さらに, この知見をもとに1__〜bをTiCl_4共存下LiBH(C_2H_5)_3と反応させれば, 選択性よく3__〜bが得られることを見出した. メチル2, 3-0-アルキリデンーβ-D-リボフラノシドとDIBAHとの反応も検討したが, この場合には3位側での開裂が優先した.
2.カルボキシル基の保護:カルボン酸2-トシルエチルに非水溶媒中フッ化物イオンを作用させると, 容易に遊離のカルボン酸が生成することを見出した. さらに化合物4__〜を合成し, これにフッ化物イオンを作用させることによりグラハミマイシンA1のセコ酸融合体(5__〜)を合成した.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] H. Tsutsui;M. Muto;K. Motoyoshi and O. Mitsunobu: Chem. Lett.1595-1598 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] T. Mikami;H. Asano and O. Mitsunobu: Chem. Lett.2033-2036 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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