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ジャガイモシスト線虫のふ化促進物質の単離・構造決定

研究課題

研究課題/領域番号 62540399
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 天然物有機化学
研究機関北海道大学

研究代表者

福沢 晃夫  北海道大学, 理学部, 講師 (60094843)

研究分担者 正宗 直  北海道大学, 理学部, 教授 (60000717)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1987年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードシスト線虫 / ジャガイモシスト線虫 / ふ化促進物質 / 単離
研究概要

1.ジャガイモシスト線虫のふ化促進物質の抽出・分離・精製. 活性物質の原料として, ジャガイモ根圏抽出液(標準ふ化液), トマト水耕液, トマト乾燥根の3種類を検討した. 大量入手可能で, その中でも比較的安定な活性を示すトマト乾根を, 粗原料として選択した. トマトの根を7月末採集し, 冬期10°C以下で水抽出を行った. 水抽出液にアンバーライトXAD-2樹脂を投入し, ドライアイスで撹拌と酸性化(pH5)を行いながら吸着させた. 樹脂を口別後アセトンにて脱着, 次いで濃縮し, 黒褐色のオイルを得た(活性値10^<-4〜-5>g/ml). これを水-酢酸エチルにて分配し, 水層を凍結乾燥して, 粗抽出物を得た(活性値10^<-5>g/ml). 続いて順に, 水を用いたカラムクロマトグラフィー, 1)XAD-2, 2)セファデックスG-15, 3)セファデックス G-10, トヨパールHW-40c, トヨパールHW-40sに付して分離し次にHPLC分離を行い, 最活性部を約100μgを得た(活性値10^<-9>g/ml). この分画と前後の弱活性を示す分画を400MHz-NMR測定を行ったところ, それまで多量に含まれていたオリゴ糖が除かれ, テルペノイド類に属すると考えられるスペクトルを与えた.
2.活性物質の化学的性質. 分離精製途中で, 活性物質の化学的性質を明らかにするため, 水素添加反応, セロファンチューブによる透析実験, ゲルロカクマトグラフィーによる分子量測定を行った. 水添では失活し, 透析実験では分子量3000以下であること, さらにシアノコバラミンをマーカーとして用いることにより, 分子量1000以下であることがわかった.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 高杉光雄,福沢晃夫,正宗直: 有機合成協会誌. 5. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 正宗直,福沢晃夫: "(続)生物活性天然物質" 医歯薬出版株式会社, 3(96~98) (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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