研究課題/領域番号 |
62540482
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
遺伝学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
高橋 直樹 東京大学, 医学部, 助手 (30179501)
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研究分担者 |
後藤 順 東京大学, 医学部, 医員
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1988年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1987年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 遺伝子の発現調節 / cDNAクローニング / 遺伝子クローニング / 遺伝子の機能 / ホメオボックス / 発生 / 遺伝子の動物細胞への導入 / in situハイブリダイゼーション |
研究概要 |
1.昨年度遺伝子構造を明らかにした新しいマウスホメオボックス遺伝子(gm-13)が、これまでに報告されている他のホメオボックス遺伝子の染色体上の位置とどのような関係にあるかを明らかにするため、日本産野生ネズミ由来のマウス(MOA)とBalb/Cマウスとの間のBackcross Progeny DNAをRestriction Fragment Length Polymorphism(RFLP)を用いた連鎖解析(Linkage Analysis)でおこなった。その結果gm-13はHox3-1と強く連鎖しており、gm-13はHox3クラスター(染色体15)に含まれる新しいホメオボックス遺伝子であることが明らかになった。 2.ホメオボックス遺伝子の発生過程における役割を明らかにするためにin situ hybridization法によってgm-13のマウス発生過程における組織特異的発現を調べた。gm-13は他のいくつかのマウルホメオボックス遺伝子と同様に12日胎児の脊髄で発現が認められた。しかし脊髄中での発現の領域は、それぞれのホメオボックス遺伝子で少しずつ異なっている。gm-13は脊髄での発現に加え萎脳での発現もみられた。また14日胎児では食道、肺、腸管の上皮組織での発現が観察された。 3.ホメオボックス遺伝子によって発現の調節されている遺伝子を同定するために、gm-13に対応するヒト遺伝子gh-13にβアクチンプロモーターを結合したリコンビナニトをNeomycin遺伝子とともにF9細胞に導入した。トランスフォーメション前後での他の遺伝子の発現の変化を調べているが、他のホメオボックス遺伝子の発現の変化は観察されていない。
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