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多線式比例計数箱による中性子位置検出の研究

研究課題

研究課題/領域番号 62550029
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 物理計測・光学
研究機関京都大学

研究代表者

前田 豊  京都大学, 原子炉実験所, 助教授 (90027425)

研究分担者 酒井 宏  京都大学, 原子炉実験所, 助手 (00027468)
宇津呂 雄彦  京都大学, 原子炉実験所, 助教授 (50027421)
上原 進一  京都大学, 原子炉実験所, 教務職員 (60115798)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1987年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード中性子検出器 / 2次元位置検出 / 多線式比例計数箱
研究概要

1.多線式比例計数箱の製作とガスの選定
ギャップ13mmのアノード・カソード間にXY読出し電極を配した多線式比例計数箱(有感面積21×21cm^2)をアルミ製高圧容器に収納し, ^3HeとArを基本成分とするカウンター・ガスを約4気圧充填した. クエンチング・ガスとしてCO_2,CF_4などを混合し, ガス増巾度などのカウンター特性を調べた. その結果, ^3He50%-Ar47.5%-CO_22.5%の組成が最適であることが分った.
2.二次元位置読出し方式の検討
中性子信号の波高測定などより位置読出し方式としては, コインシデンス・レジスターを使用する直接エンコード方式を採用することに決定した. X,Yの位置情報は, 64×64pixelsとして得られる.
3.検出器ガスの純化精製の検討
ガラス繊維入りエポキシ樹脂にワイヤリングするため, 酸素や水蒸気などの電気的陰性の不純物ガスによるカウンター特性の劣化がある. これら不純物を除去する手法を検討した. アルミナ, Ti系触媒なども検討したが, Ca金属ショットを400〜450°Cに常時加熱し, カウンターガスを対流循環させることにより, 多線式比例計数箱は長時間安定に動作することを確認した.
4.総合性能試験
^<252>Cfの中性子源を使用して中性子2次元位置検出器としての総合性能試験を行った. 得られた中性子信号の波高スペクトルは, ガンマ線などによるバッククラウンドとの分離も十分で, 効率よく安定に動作することが判明した. この研究成果を基にして, 中性子小角散乱実験に必要な大型の2次元位置検出器を製作する.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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