研究課題/領域番号 |
62550083
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
材料力学
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研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
木田 外明 金沢工業大学, 工学部, 講師 (10110991)
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研究分担者 |
尾田 十八 金沢大学, 工学部, 教授 (30019749)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1988年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1987年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | ぜい性材料 / 合わせガラス板 / 衝撃破壊現象 / 貫通式 / ぜい性はり / ぜい性板 / ぜい性円輪 / 衝撃破壊基準 / 曲げ運動理論 |
研究概要 |
耐貫通性および衝撃エネルギ吸収の優れた合わせガラス板の衝撃破壊現象を解明し、かつ耐貫通性を支配する因子は何かを明確にし、耐貫通性を評価する式を導出した。結果を以下にまとめると (1) 初期き裂発生までの挙動はガラス厚さに依存することがわかった。 (2) 合わせガラスのように部材の剛性が極端に異なる複合材料に曲げが作用する場合、その応力分布は従来の組合せ板の理論とは一致しないことがわかった。 (3) 合わせガラス板における破壊挙動は衝撃側の接着面に最大引張応力が生じ、その部分から初期き裂が発生し、初期き裂発生後は各部材が一体となって曲げ挙動を呈し、き裂が進展し、その後、中間膜がせん断によって破断されて貫通にいたることがわかった。また、ガラスと中間膜の接着性は衝撃時におけるガラスの飛散量と密接な関係があることがわかった。 以上より、合わせガラス板の衝撃貫通評価式を導出した。
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