研究課題/領域番号 |
62550088
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機械工作
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
横井 秀俊 東京大学生産技術研究所, 第2部, 助教授 (90166869)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1988年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1987年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | ガラスインサート / 金型 / 画像計測 / ジェッティング / ウェルドライン / フローフロント / フローフロント会合角 / ショートショット法 / 流動シミュレーション / ガラスインサート金型 / 2重プリズム機構 / 画像計測システム / ショートショット法の精度検証 / 流動シミュレータ |
研究概要 |
実施計画に基づき研究を遂行した結果、以下の成果および知見が得られた。 1.通常の成形条件下で型内樹脂流動を観察するために、石英ガラスのプリズムをコアとしてメタルモールドに組み込んだガラスインサート金型の設計・試作と、拘束ビデオカメラによる画像計測システムの構築を行った。 2.上記画像システムと画像処理システムを連結し、計測から解析に至る一貫システムにまとめ上げた。 3.射出圧力が500Kgf/cm^2以上の成形実験を通して、本試作型によって型内樹脂の挙動観察が可能であることを確認した。 4.ジェッティング、ウェルドラインの生成過程を初めてVTR静止画像としてとらえ、本手法が流動過程における成形不良現象の機構解明に有効であることを示した。またウェルドラインは一定のフローフロント会合角(140〜147^。)以上になると成形条件によらず消失する過程を明らかにした。 5.ショートショット法の精度を検証し、一部の結晶性樹脂では射出終了後にフローフロントが型内で前進するのに対し、非晶性樹脂では全く変位しないことを明らかにし、前者の場合、ショートショット法がその流動過程を正確に再現していないことを指摘した。 6.各種流動シミュレーションの結果と比較し、これらの検討手法として、本手法が有効であることを示した。 7.2重プリズム機構により2方向がら同時観察のできるガラスインサート金型について、型強度、プリズム埋込み方法、可視領域の制限域、可視化対象等について多面的な検討加え、当該目的を達する可視化金型の基本型構造を明らかにした。
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