研究課題/領域番号 |
62550165
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
熱工学
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研究機関 | 神奈川工科大学 |
研究代表者 |
小口 幸成 神奈川工科大学, 工学部, 教授 (50051602)
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研究分担者 |
高石 吉登 神奈川工科大学, 工学部, 助教授 (70159250)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1989年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
1988年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1987年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | フロン系冷媒 / 冷凍機油 / 混合物 / 熱力学性質 / 蒸気圧 / 活量係数 |
研究概要 |
冷凍機油には大別して合成油と鉱油があるが、本研究ではまずフロン系冷媒と冷凍機油系からなる混合物の熱物性に関して文献調査を行ない、(1)冷媒/冷凍機油系混合物の熱力学性質に関する正確な実測値を公表している報告例は比較的少ないこと、(2)最近開発の進んでいる合成冷凍機油を成分とする混合系の研究例も少ないことが判明した。よって、本研究では、フロン系冷媒としてR12(CCl_2F_2)およびR22(CHClF_2)を、さらに、冷凍機油系としてアルキルベンゼン系合成冷凍機油をそれぞれ選定し、R12/合成冷凍機油系およびR22/合成冷凍機油系を対象とし、最も基礎的で重要な熱力学性質のひとつである蒸気圧の測定を行い、以下のことを明らかにした。 (1) R12/合成冷凍機油系の蒸気圧を、温度283.15〜333.15K、圧力0.2〜1.5MPa、R12の液相組成0.26〜1質量分率の各範囲で実測し、合計54点の実測値を得た。 (2) R22/合成冷凍機油系の蒸気圧を、温度283.15〜333.15K、圧力0.4〜2.4MPa、R22の液相組成0.17〜1質量分率の各範囲で実測し、合計54点の実測値を得た。 (3) 上述の各実測値にもとづいて、2つの混合系についてそれぞれ蒸気圧の相関式を温度と組成の関数として作成した。 (4) 気液平衡理論を採用して、高揮発性の冷媒と無揮発性の冷凍機油からなる混合系の活量係数を求めた。 (5) R12/合成冷凍機油系およびR22/合成冷凍機油系の各実測値を他の文献値と比較し、蒸気圧の組成依存性に関する冷凍機油の種類の違いによる影響を明らかにした。
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