研究課題/領域番号 |
62550178
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機械力学・制御工学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
熊本 博光 京都大学, 工学部, 助教授 (10109019)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1988年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1987年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 安全関連概念 / 安全性 / フォールト・ツリー / 確率論的安全評価 / 意味ネットワーク / ルール型知識 / 再帰的アルゴリズム |
研究概要 |
巨大システムの安全性やヒューマン・エラーの重要性、確率論的安全評価手法の整備、事故例や保守・修理記録および機器信頼度データベースの構築と利用、知識工学的手法やモジュール化などによるフォールト・ツリーの自動生成、安全支援システムの研究などを考えると、人間のメンタルモデルとしての安全関連概念の体系化が重要になってくる。これを言い換えると、安全分野における潮流の「定量から定性への回帰」である。 本研究では、安全性にとって重要な因果関係の把握、特に原因の網羅の観点から、安全関連概念の体系化を試み、計算機上でのフォールト・ツリーの自動生成に適用し、その有効性を明らかにした。まず、安全性と信頼性関係の文献から約5000の語句を収集したのち、フローと基本装置について考察し、中立的で抽象的な概念を創出した。次に複数個の基本装置からなるようなシステムに対し、そのブロック図表現と意味ネットワーク表現を与えた。これにより、比較的少数個の概念から、複雑なシステムのモデル化が可能になる。続いて、これらの概念を用いることにより、原因探索方向のルール型知識の表現ができることを示した。 最後に、このようにして得られたシステムモデルとルール型知識のデータベース化と利用を考え、原因網羅のための再帰的探索アルゴリズムを明らかにし、その適用によって本研究の概念整理の有効性を示した。
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