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インバータ駆動誘導電動機の等価回路定数測定システムの開発と特性算定への応用

研究課題

研究課題/領域番号 62550198
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 電力工学
研究機関東京工業大学

研究代表者

片岡 照雄  東京工業大学, 工学部, 教授 (80016310)

研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1987年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードインバータ駆動誘導電動機 / 誘導電動機の特性算定法 / 等価回路定数
研究概要

本研究では最近インバータ駆動誘導発動機の特性算定法の確立が強く望まれていることにかんがみ, その特性算定の基礎となる誘導発動機等価回路定数の新らしい測定法を開発すると共に, これを用いて精度よくインバータ駆動誘導発動機の特性算定法を見出すことを目標として行なったものである. 得られた成果を要約すれば次のようになる.
1.本研究で提案する誘導発動機等価回路定数測定システムとして, 電動機試験用電源であるインバータ, 電動機に加わる歪み波電圧, 電流の検出部, AD変換部, 計測制御用コンピュータ, 及び解析用コンピュータから成る測定システムを設計, 試作し, 本システムにより誘導電動機の基本波及び種々な次数の高調波に対する等価回路定数が決定出来ることを確認した. また本システムの別法として, 試験用インバータを特に設けず, 任意の既設のインバータと電動機の組合せに適用出来る等価回路定数測定システムも設計, 試作し, その有用性を確認した.
2.1で試作したシステムにより, 電動機の基本波及び高調波等等価回路諸定数を測定し, その性質を調べた. その結果, 電動機の高調波損失を支配する高調波等価回路の二次抵抗r_2, 二次漏れインダクタンスl_2の周波数特性その他が明らかになり, 特にl_2については, 拘束試験から求めるよりも無負荷試験から求める方がより実際的な値が得られることが判明した.
3.上に得られた諸定数に基づき, インバータ駆動誘導電動機の負荷特性算定の手法を種々検討し, 実測特性とよく一致する負荷特性算定法を得た.
4.インバータ駆動誘導電動機の始動時の特性算定についても検討し, 通常の低周波始動時に適用できる精度よいトルク算定法を得た.
今後の過大として, 供試誘導電動機の容量と台数を増加し, さらに本システムの適用性について検討が望まれる.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 片岡昭雄: 昭和63年電気学会全国大会予稿集. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 片岡昭雄: 昭和63年電気学会全国大会予稿集. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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