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高速リングネットワークにおける競合形アクセス制御方式の開発

研究課題

研究課題/領域番号 62550244
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 電子通信系統工学
研究機関大阪大学

研究代表者

岡田 博美  大阪大学, 工学部, 助教授 (10093387)

研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1987年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードリングネットワーク / 光ファイバ / コンテンションリング / トークンリング / アイドルスロットリング / 解決形コンテンションリング / マルチトークン / ネットワークシミュレーション
研究概要

都市域における高速情報ネットワーク構築に対し, 光ファイバを用いたリングネットワークが最も適合すると考えられている. 本研究は, この高速リングネットワークにおいて, その機能性を高める新しい競合形アクセス制御方式として, 新たに解決形コンテンションリング方式を提案し, その制御プロトコールを確率するとともに, 理論解析ならびに大規模ネットワークシミュレーションによりその有効性を定量的に明示することを目的とするものである. 本研究によって得た結果を順次列挙すると以下の様になる.
1)大容量かつ大規模局構成を可能とする, リングネットワークの汎用アクセス制御動作を詳細にシハュレートするネットワークシュミレータを開発し, 従来からの代表的な制御法であるアイドルスロット, トークンならびにコンテンションの各方式の制御プロトコールを実装した.
2)本研究で提案する解決形コンテンションリング方式の制御プロトコール体系を確率し, ネットワークシミュレータ上で実現を可能とした.
3)大阪大学大型計算機センターのベクトルプロセッサを用いて, ネットワーク構成, 回線容量, 構成局数, トラヒック条件などの種々のネットワーク環境下で4方式のシミレーションを行った.
また, 上記4アクセス制御方式に関し, マルコフ過程を用いた理論近似解析を行い, 小規模ネットワーク構成時の特性を導出した, シミュレーション解析との比較により解析方法の近似精度を検証し, その有効性を確認した.
4)回線容量100MBPS以上の高速リングネットワーク環境において本研究で提案する解決形コンテンションリングと従来の主な3方式とのスループット・遅延時間に関する比較を行い, 本研究で提案する形式が優れた特性を有しており, トラヒックの近負荷時ならびに高負荷時において最良の特性を得ることを示した.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 大野聡: 電子情報通信学会論文誌. Vol. J70-B. 32-40 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 大野聡: 電子情報通信学会技術報告. IN86-119. 41-46 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Hiromi Okada: Proc of IEEE International Conference on Communications, 1987. 2. 625-630 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Hiromi Okada: Proc of IEEE GLOBECOM′87. 3. 1607-1611 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 池端浩己: 電子情報通信学会論文誌. J70-B. 1466-1474 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Hiromi Okada: Proc of International Conference on Communication System, 1988.

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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