研究課題/領域番号 |
62550267
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報工学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
尾崎 俊治 広島大学, 工学部, 教授 (10034399)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1988年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1987年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | フォールトトレラントシステム / 信頼性・処理性評価尺度 / 信頼度 / アベイラビリティ / マルコフ過程 / 状態確率 / 評価ツール / 信頼性 / 処理性評価尺度 / フォールトトレランドシステム |
研究概要 |
1.従来のフォールトトレラントシステムの構成及び処理方式の研究 フォールトトレラントシステムのハードウェア構成について、国際会議発表資料及びメインフレーマ公表の資料等を調査した。代表的なシステムレベルの構成はデュプレックスシステム、デュアルシステム、スタンドバイシステム、m-out-of-nシステムに分類できることを示した。 2.フォールトトレラントシステムのマルコフ過程による定式化 フォールトトレラントシステムの信頼性・処理性を評価するため評価尺度を用いなければならない。従来の信頼性評価尺度である信頼度 アベイラビリ転イ、MUT、MDTなどは重要である。更に、処理性・計算需要などを考慮した計算アベイラビリティ、損失トランザクションの期待数、スループットアベイラビリティなどの評価尺度も計算すべきである。マルコフ過程によって定式化できれば、これらの信頼性・処理性評価尺度を計算することは比較的容易であることを確認した。更に、定常確率への収束を予め知るアルゴリズムも開発した。 3.マルコフ型フォールトトレラントシステムの信頼性・処理性評価ツール マルコフ型システムの状態確率(過渡解及び定常解)を計算する方法はいろいろ知られている。フォールトトレラントシステムをマルコフ過程で定式化した場合、その状態数が非常に多いので、従来の計算方法ではほとんど不可能である。本研究においては、離散型マルコフ連鎖交換法を用いて評価ツールを作製した。ツールの入出力部分はMSーDOSで作製し、数値計算部分を大型計算機を用いて作製した。更に、より使い易いような入出力部分の改良及びグラフィック出力について作製した。
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