研究課題/領域番号 |
62550272
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
電子機器工学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
小柴 正則 北海道大学, 工学部, 教授 (40101521)
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研究分担者 |
北沢 敏秀 北海道大学, 工学部, 助教授 (50133806)
早田 和弥 北海道大学, 工学部, 助手 (80173053)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1988年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1987年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 同期構造 / 光グレーティング / 弾性表面波グレーティング / 有限要素法 / 境界要素法 / モード結合理論 / 等価回路理論 / スプリアス解 / 有効要素法 / グレーティング形フィルタ / グレーティング形反射器 / グレーティング形共振器 / 光集積回路 / 光と音波の相互作用 |
研究概要 |
周期摂動回路、いわゆるグレーティングは、最近急速に発展し、進歩している光波電子工学ならびに弾性表面波工学の分野において共通して利用される極めて重要な素子の一つであり、また、弾性表面波そのものが光波に対するグレーティングとして利用されることも多く、このため、グレーティングの信頼性の高い設計法に対する要求がとみに高まってきている。本研究においては、光波ならびに弾性表面波用グレーティングのいずれにも適用可能な、汎用性、信頼性の高い設計法を確立するとともに、各種グレーティングの反射・透過特性を解明し、フィルタ、共振器などへの応用を念頭に置いて、その最適設計のための指針となるデータを蓄積することを目的として研究を進め、下記の成果を得た。 1.光波ならびに弾性表面波用グレーティングのブリルアン図を算出することが可能な有限要素法に基づく解析法を開発した。 2.光波ならびに弾性表面波用グレーティングによる導波モードの反射・透過特性を算出することが可能な部分構造法を併用した有限要素法に基づく解析ほう開発した。 3.光波用グレーティングによる平面波の回折特性を算出することが可能な有限要素法あるいは境界要素法に基づく解析法を開発した。 4.グレーティングの設計によく用いられるモード結合理論や等価回路法に対して、モード結合方程式中の結合係数あるいは等価回路定数を有限要素法による結果に基づいてすべて理論的に定めることが可能な方法を案出した。 5.グレーティングの基本構成要素である導波路不連続の散乱問題に対して有限要素法に基づく解析法を開発した。また、境界要素法を併用して、開放形のままで散乱特性を評価できた。
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