研究課題/領域番号 |
62550303
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
計測・制御工学
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
荒木 和男 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (80024321)
阿部 武雄 (1988) 新潟大学, 工学部, 教授 (40018453)
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研究分担者 |
佐藤 幸男 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (80134790)
仙石 正和 新潟大学, 工学部, 助教授 (30002017)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1988年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1987年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 光投影法 / 光切断法 / 3次元計測 / 3次元形状計測 / レンジファインダ / 3次元物体表面の復元 / 自由曲面の復元 / コンピュータビジョン / コンピュータ・グラフィックス / ロボットビジョン / マイクロ波リモートセンシング / マイクロ波レーダー / FM-CWレーダ / 積雪層 / DSP / 損失媒質 / 埋没物体検出 |
研究概要 |
1.まず、申請者らが提案した高速3次元形状計測法をさらに具体化した。 2.ついで、その手法の実用装置化の可能性を検討することに重点をおいた試作装置を設計し製作した。 3.この試作装置を使って、人体を含む3次元物体を実際に計測したところ、極めて忠実度の良い計測結果が得られた。ちなみに、試作装置の段階で、1行あたりの計測時間が2.5ms程度、精度が±0.3%の性能が得られている。 4.前年度開発した試作装置に基づく測定結果をもとに本計測法の性能評価・予測を行なった。 5.得られたレンジデータの雑音除去、欠落点再生アルゴリズムを開発した。ついで、人の顔などの自由曲面物体の表面形状の復元を試み、高速で良好な結果が得られることを確認した。 6.平面と曲面から構成される物体に対しては、拡張ガウス像を利用して領域分割を行ない、平面を抽出した後、平面は回帰平面で近似し曲面をBースプライン補間法で平滑化して、表面形状を精度よく復元できることを示した。 7.上記のように復元された表面形状に基づき、3次元物体の任意断面輪郭線の抽出を行い、良好な結果を得た。 8.本計測法で提案した非走査型撮像素子の実用素子化を検討する中で本計測法を改良して、高速かつ連続的に3次元計測できる手法を考察した。 以上のように、本研究によって、申請者らの計測方法に基づけば、従来のこの種の装置の性能をはるかに凌駕する3次元形状計測装置を実際に作製できることが確認できた。これらの成果は、電子情報通信学会、国際会議等で発表済み、ないし、発表予定である。
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