研究概要 |
舌の運動計測は, 2個のLEDと1個のホト・トランジスタを用いたセンサユニットを3個作成し, これらを人工口蓋床に設置することで実現している. この方式は, 2個のLEDの反射光量差を変調信号の位相差として検出しているため, 対象面の反射率の影響を受け難い特長を有している. 距離ー出力特性の関係は非直線的である. これはパソコンを用いて多項式で補正し線形化を行っている. ここで作成したセンサユニットは, 0〜30mmの測定距離範囲で標準偏差が0.34mmであり, 舌の運動観測には十分な精度を有するセンサユニットが実現できた.
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