研究課題/領域番号 |
62550346
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
コンクリート工学・土木材料・施工
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
川村 満紀 (金沢大学・工学部・教授 ミツノリ) 金沢大学, 工学部, 教授 (20019730)
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研究分担者 |
鳥居 和之 金沢大学, 工学部, 助教授 (50115250)
竹本 邦夫 金沢大学, 工学部, 講師 (20126593)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1989年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1988年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1987年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | アルカリ・シリカ反応 / 反応性骨材 / 劣化機構 / フライアッシュ / 塩化ナトリウム / 細孔溶液 / ひびわれ解析 / 鉄筋腐食 / 塩化物 / 電気化学的モニタリング / 高炉スラグ微粉末 / アルカリ / シリカ膨張 |
研究概要 |
NaClのアルカリ・シリカ反応におよぼす影響に関して、NaClが外部より供給される状況を想定して実施したモデル実験の結果をまとめると次のようである。 (1)NaCl溶液中における繰り返し浸漬実験により、比較的短時間においては、NaClが間欠的に与えられるよりもNaCl溶液中に連続して浸漬された供試体においてより大きなアルカリ・シリカ膨張が発生した。 (2)海岸および建物屋上における暴露試験によると、(a)自然環境下におけるアルカリ・シリカ反応によるコンクリ-トのひびわれによる損傷度および膨張量は、外部からの塩分の供給によって大きく異なる。(b)自然環境下に暴露されたコンクリ-ト供試体では、まずひびわれが発生し、その後膨張が開始する。 (3)練り混ぜ時にNaClを混入したコンクリ-トでは、アルカリ・シリカ反応によって消費されるOH^-イオン量は少なく、かなり多量のCl^-イオンが消費される。 (4)フライアッシュセメントを使用したコンクリ-トにおけるアルカリ・シリカ反応に関連して、Cl^-イオンの存在によって、フライアッシュのアルカリ・シリカ反応制御効果が阻害されることが明らかになった。
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