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多変数Freund分布理論による計画降雨波形の合理的決定法と実用化

研究課題

研究課題/領域番号 62550376
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 水工学
研究機関徳島大学

研究代表者

端野 道夫  徳島大学, 工学部, 教授 (90029231)

研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1987年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード計画降雨波形 / Freund分布 / 多変数確率分布
研究概要

計画降雨波形の決定問題に対し, 多変数Freund分布理論を応用し, いわゆる一山型降雨波形にとどまらず二山型等の多峰計画降雨波形の確率評価法について以下の成果を得た.
1)降雨群の生起確率評価: 100mm以上のまとまった降雨を対象とし, 降雨データを3時間程度で移動平均し, 極大値がいくつかある場合は, これを一つの極大値, すなわち1(山型)降雨に分割する. 分割前の降雨を1降雨群とぶ. この1降雨群の降雨数については負の二項分布が良く適合した.
2)降雨継続時間と降雨量の確率評価: 2変数Freund分布の周辺分布と1変数Gamma分布とは互いに変換が可能であることを明らかにし, この関係を用いて, それぞれの分布の長所を利用する. すなわち, まず, 1降雨の継続時間と降雨量の同時確率分布を2変数Freund分布で表現し, それぞれの周辺分布を得る. 得られた周辺分布を(1変数)Gamma分布変換し, さらにその"たたみ込み"により1降雨群の総継続時間, 総降雨量の周辺分布(たたみ込まれたGamma分布)を得る. これらの周辺分布を満足する2変数Freund分布のパラメータ同定を行い, 1降雨群についての二変数同時確率分布を得る.
3)降雨継続時間と降雨量の条件下における降雨波形の評価: 1降雨の継続時間と降雨量の同時確率分布は既に2変数Freund分布で定式化されている. したがって, 継続時間と降雨量が生起した下で, 既に筆者により得られている"条件付確率降雨波形"を用いれば, 1降雨のピーク時間雨量と時間分布が確率的に決まる. したがって, 1降雨群, すなわち多峰型降雨波形の確率評価が可能となる.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 端野道夫: 昭和63年度土木学会中国四国支部研究発表会講演概要集. 「 40. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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