研究課題/領域番号 |
62550387
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
交通工学・国土計画
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
芦沢 哲蔵 東京大学, 工学部都市光学科, 助教授 (20111461)
|
研究分担者 |
杉恵 頼寧 広島大学, 工学部第4類, 助教授 (70034410)
|
研究期間 (年度) |
1987 – 1988
|
研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
|
配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1988年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1987年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
|
キーワード | アクティビティ / 交通行動 / 生活行動 / アクティビティ調査 |
研究概要 |
1988年3月に宇都宮市において、家庭訪問調査を行った。対象世帯は約200世帯であり、各世帯構成員の1週間にわたる全ての生活行動を10分単位で記録してもらった。総記録日数は約6000日分と膨大なものになった。 本年度は、この記録用紙の記入のチェック、修正、コーディングをまず進めたが、生活行動の内容は極めて多岐にわたるものであり、行動パターンの類型化、記入の誤りのチェック及びコーディングに予想外の多量の時間を要した。1日24時間の全生活行動を10分単位で記録したものが6000日分であるから、確かに多量の時間を要するものであるが、それにも増して記入されている生活行動の内容の多様さ・複雑さが、多量の時間を要した原因であった。これは、今後のこの種の調査に対する大きな教訓となり、また本研究の1つの成果でもある。 年度末近くになってようやくデータチェックと入力が完了し、基礎的な集計と分析に入ることができ、現在も作業中であるが、これ迄に判明した結論は以下のものである。 1.宇都宮市でのパーソントリップ調査との比較では、アクティビティ調査によるものの方が1人当り発生トリップ数をより多く捉えていることが分かり、交通調査におけるアクティビティ調査の有効性が確認できた。 2.発生トリップ数の曜日別変動については、月曜から金曜迄、全目的トリップ数、買物トリップ数とも大きな変動は見られない。買物トリップ数の曜日別変動に対する要因としては、性別、世帯の特性、職種が効いている。 3.調査上の問題として、記入日が後になる程、記入内容が粗くなる可能性があったが、本調査では、その傾向は見られなかった。
|