研究課題/領域番号 |
62550390
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
交通工学・国土計画
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
天野 光三 京都大学, 工学部, 教授 (90025817)
|
研究分担者 |
阿部 宏史 岡山大学, 工学部, 助教授 (10144320)
中川 大 京都大学, 工学部, 助手 (30180251)
山中 英生 京都大学, 工学部, 助手 (20166755)
戸田 常一 京都大学, 工学部, 助教授 (20109028)
|
研究期間 (年度) |
1987 – 1988
|
研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
|
配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1988年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1987年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
|
キーワード | 公共投資 / 総合評価 / 地域整備事業 / 交通整備事業 / 相乗効果 / 効果計測 |
研究概要 |
本研究では、社会経済や生活環境等の多様な側面を考慮したESRAP(Evaluation System for Region Activiating Projects)を用いて、現在、京都府北中部や京都市、さらには近畿圏全域において計画されている地域整備プロジェクトおよび交通プロジェクトの実施効果について分析し、各地区にとって望ましいプロジェクトのあり方についての考察を行った。2年度目には、京都府北中部を対象とした検討をさらに詳しく検討したが、以下では、その分析結果をとりあげ、得られた知見をまとめる。 (1)昨年度のモデルに比較し、より正確なプロジェクト評価が可能となるように、モデルの改良を行った。それにより、次の(2)〜(4)のような結果を得た。 (2)ハイテク型産業、情報中枢・業務、情報・研究開発機能、丹後機業の各機能は、北部の地域整備を実施すると綾部とその周辺ゾーンにおいて顕著なインパクトが生じ、た中部の地域整備プロジェクトを実施すると船井北部とその周辺ゾーンにおいて大きなインパクトを及ぼすことが明らかになった。 (3)京都縦貫自動車道や近畿自動車道敦賀線を実施する場合、「高速道路のインターチェンジへの近接性」の要因の水準がかなり上がっており、その要因のウェイトが高いハイテク型産業や観光レクリェーションなどの機能の水準が多くのゾーンで上がっている。 (4)京都縦貫自動車道の整備を地域整備プロジェクトと同時に実施する場合、ハイテク型産業、情報・研究開発、丹後機業の各機能について、亀岡や舞鶴などいくつかのゾーンで大きな相乗効果が生じることが明らかとなった。
|