研究課題/領域番号 |
62550416
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
大城 武 琉球大学, 工学部, 教授 (30045033)
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研究分担者 |
浜田 純夫 山口大学, 工学部, 教授 (30164908)
森下 陽一 (森木 陽一) 琉球大学, 工学部, 助教授 (90091339)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1988年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1987年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 暴露試験 / 促進試験 / 鉄筋コンクリート / 塩素イオン / 暴露実験 / 鉄筋コンクリートの劣化 / 自然電位 / 塩分量 |
研究概要 |
鉄筋コンクリート構造物の塩害は早急に解決しなければならない重要な課題である。本研究は、その原因、老朽化の過程、及び補修対策等を研究し、下記の項目について実験、及び解析を行い成果を得ている。 (1) 実物構造物の塩害暴露試験を行い、暴露期間4年半での塩分量分布、自然電位の経時的変化、分極抵抗の測定、及び鉄筋の腐食面積等の測定を行っている。 塩分量の分布では、海水飛沫を強く受ける位置において著しい量の浸透があり、鉄筋の腐食との相関性を明らかにしている。自然電位の変化の過程が、長期にわたり測定した結果明かになり、非破壊試験として用いる際の注意事項がわかった。さらに、分極抵抗の測定が鉄筋の腐食傾向を表していることが示された。 (2) 海水浸漬試験、常湿塩分試験、及び乾湿繰り返し試験の3種の促進試験を行い、各々の塩分浸透性に関する性質を理解することが出来た。これらの実験結果と、実構造物との相関性について解明を行っている。 (3) 塩分の浸透をフィックの拡散方程式を用いて解析している。その際に、差分法による解析手法を開発し、合理的に拡散の過程を解明することが出来ている。
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