研究課題/領域番号 |
62550459
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
資源開発工学
|
研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
秋林 智 秋田大学, 鉱山学部, 助教授 (90006669)
|
研究分担者 |
渋谷 嗣 秋田大学, 鉱山学部, 講師 (00154261)
石戸 恒雄 通商産業省工業技術院, 地質調査所・地殻熱部, 主任研究官
ISHITO Tsuneo Geological Survey of Japan, Geological Reseach Department, Sinior Geologist
|
研究期間 (年度) |
1987 – 1988
|
研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
|
配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1988年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1987年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
|
キーワード | 熱水卓越型地熱貯留層 / 蒸気強制循環式揚水法 / 可採エネルギー量 / 過熱蒸気 / 蒸気圧入チュービング / 地熱貯留層 / 蒸気生産総量 / 蒸気圧入 / 坑井内流動解析シミュレーター / 熱水タイプ地熱貯留層 / 抗口圧力条件 / ガスリフト効果 / 蒸気 / 地熱井 |
研究概要 |
(1)熱水卓越型地熱貯留層からの可採エネルギー量の増大を図るための蒸気強制循環式揚水法に関して理論的及び実験的に検討した結果、次のことが明らかとなった。 (1) 蒸気圧入法による坑府水位低下量は、蒸気圧入チュービングの深度が増すと大きくなる。 (2) 圧入蒸気は、坑井内のチュービング出口の圧力の下で凝縮しない程度の加熱蒸気で良い。 (3) 流動坑府水位低下量及び総生産レート(蒸気と熱水の合計)は、過熱蒸気圧入レートの増加とともに増大し、蒸気及び熱水の生産量の正味の増加量は圧入しないときの生産量の2〜5割である。 (4) 坑口圧力24.7KSCAの場合、蒸気強制循環式揚水法は、蒸気を圧入しない場合に比べて、10ton/hr圧入時で3.19倍、20ton/hr圧入時で4.16倍、30ton/hr圧入時で4.68倍、40ton/hr圧入時で5.19倍に蒸気生産総量が増加した。このことは、貯留層の可採エネルギー量が蒸気生産量の比で増加することを意味する。
|