研究課題/領域番号 |
62550476
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
金属物性
|
研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
猪子 富久治 徳島大学, 工学部, 教授 (50029104)
|
研究期間 (年度) |
1987 – 1989
|
研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
|
配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1989年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1988年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1987年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
|
キーワード | 再結晶 / 粒界 / アルミニウム双結晶 / 銅双結晶 / 変形帯 / ひずみ誘起粒界移動 / 双晶 / 粒界の融解 / recrystallization再結晶 / bicrystal双結晶 / grain boundary粒界 / copperbicrystal銅双結晶 / deformation band変形帯 / boundary melting粒界の融解 / premelting予融解 / 双結晶 / 粒界移動 / 回復 / 〈111〉回転 / 傾角粒界 / ねじり粒界 / ひずみ誘起粒界移動刃状転位・らせん転位の影響 / <111>軸回転 |
研究概要 |
99.99mass%アルミニウム双結晶及び99.98mass%銅双結晶をブリッジマン法で作製し、種々な引張ひずみを与えた後、透過電子顕微鏡内で高温ステ-ジを用いて昇温することによって再結晶に及ぼす結晶粒界の影響を調べた結果、次の知見を得た。 1.刃状転位が集積した粒界で、変形帯が形成すると、変形帯を形成した結晶側にひずみ代起粒界移動(SIBM)が生じる。 2.一方、らせん転位が優速的に集積する粒界近傍では〈111〉軸のまわりに変形マトリックスを回転した方位をもつ再結晶粒が島状に形成される。 3.銅双方晶の場合は、再結晶の核生成及び成長段階で双晶の発生が顕著に観察される。積層欠陥エネルギ-も比較的小さく、転位が部分転位に分かれやすく、絡み合った転位は、再結晶段階の温度においても、アルミニウム双結晶の場合のようにほぐれなくて、ポリゴニゼェ-ション化しにくい。 4.アルミニウム双結央薄膜の粒界は、バルク材の融点をTM[K]とすると、みかけの温度が約0.9TM付近で融解したが、銅双結晶の場合は、約0.5TM付近という非常に低い温度で融解・蒸発した。
|