研究課題/領域番号 |
62550509
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
金属材料
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研究機関 | 室蘭工業大学 |
研究代表者 |
菅原 英夫 室蘭工業大学, 工学部, 教授 (80002814)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1988年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
1987年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | Al-Li-Si合金 / アノード分極挙動 / 耐食性評価 / 電気抵抗測定 / Al-Li / Al-Li-MgおよびAl-Li-Si合金 / アノード分極曲線 / 高温高圧純水腐食試験 / 耐食性 / 脱Li成分腐食 / Al-Li合金 / 脱Li腐食 |
研究概要 |
核融合路材として、誘導放射能の減衰の大きいことが望まれ、これの高温高圧純水中における耐食性の検討も重要である。本研究ではAl-Li-X系合金中、誘導放射能減衰の大きいSiをXとしてとりあげ、高周波溶解路にてAl-1〜2%Li-1〜5%Li合金11種類を作成した。バルク材について、0.5M-NaCl水溶液中におけるアノード分極曲線の測定をおこなった。Al-Si合金のEcorrは純Alに対し約0.8V貴側に位置し、この電位からアノード電流の急上昇が認められる。Siは耐食性向上に有効と考えられるが、Si量依存性が小さく、1〜5%Siはほぼ相似の関係にある。Al-Li-Si系合金はAl-Si合金の挙動に類似し、1〜2%Li添加の影響は認められなかった。高温高圧純水中におけるAl-Li-Mg合金の腐食挙動は室温0.5-M-NaOH水溶液中における結果と良い対応性が認められた。本研究では液体急冷法によって作成した薄膜試料を用い、直流四端子法によって求めた浸漬初期およびt時間浸漬後の比抵抗をそれぞれRo、Rtとして、△R=Rt-Roの関係から電位差△RをもってAl-Li-Si系合金の耐食性評価をおこなった。Al-Si系合金の△Rの経時変化はSi量とともに減少し、アノード分極曲線測定結果と良い一致が認められ、Siの有効性があきらかとなった。同様のことはAl-Li-Si系合金にも当てはまるが、Li添加の影響は検出されなかった。Al-2Li-Si系合金の△Rは5Si>1Siの関係にあり、△RとSi量との相関性は認められなかった。高Si合金は初析Siの分布・形状が大きく、初析Siの存在によって不均一腐食を呈し、これが△Rに反映するものと考えられる。しかし初析SiとLi含有量との関係は不明であり、不均一食を示す合金系に対し電気抵抗法の適用に問題が残された。
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