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相変態を利用した光記録合金に関する結晶学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 62550511
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 金属材料
研究機関東北大学

研究代表者

高杉 隆幸  東北大学, 金属材料研究所, 助手 (20108567)

研究期間 (年度) 1987 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1988年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1987年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード光記録合金 / 相変態
研究概要

1.光記録機能発現の結晶学的要件の検討
合金が本機能を示す結晶学的条件について基本的に幾つかに分類される事を考えた。(1)高温相と低温相を有しかつ非平衡相が存在する事。この場合さらに、一次と二次の変態を利用する場合に別けられる。(2)熱処理(焼鈍、焼入れ、焼なまし)を利用し合金の格子欠陥の状態を変化させて光反射特性を得る方法が提案される。(3)塑性加工と熱処理状態を組み合わせて同様に点欠陥や格子欠陥を制御させて光特性に反映させる方法が考えられる。
2.光記録特性を有する合金の作製プロセスと光特性の測定
ZnーAg光記録合金を蒸着法により蒸着の諸条件を変数として作製した。これらについて、蒸着したままのものと熱処理を施したものについて、主としてX線回折により相の同定を行った。続いて、これらの試料の光反射特性を広い波長範囲において測定した。その結果、光反射特性は組成、熱処理その後の冷却速度により著しく異なる事が明らかにされた。
3.特異な光機能を有する合金の光反射特性
B2型NiAl金属間化合物の光反射特性を成分と熱処理(温度と冷却速度)を変数として測定した。光反射特性は成分のみならず熱処理にも依存する事を見い出した。この結果は、光反射特性は成分原子、構造的点欠陥のみならず熱的点欠陥にも依存する事を示唆する。また、同じくB2型金属間化合物CoAlも組成により著しく光反射特性が異なる事を新たに見い出した。これら2つの化合物の結果にもとづいて、光反射特性と構造との関連性について検討した。

報告書

(3件)
  • 1989 研究成果報告書概要
  • 1988 実績報告書
  • 1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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