研究課題/領域番号 |
62550522
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
金属材料
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
古城 紀雄 大阪大学, 工学部, 講師 (50029188)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1988年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1987年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | Al-Li系合金 / 複合析出 / 準安定相 / 不連続析出 / 粒界反応型析出 / 連続析出 / Al-Li合金 / L1_2型規則構造 / Al-Hf合金 / 急冷凝固 / 高温時効 / 低温時効 / Al-Cr合金 / Al-Zr合金 |
研究概要 |
当該科学研究費補助金の交付を受けて行った研究実績の概要は次のようにまとめられる。 1.Al-Li合金にZr、TiおよびHfを複合添加すると、二段時効によりAl_3M(MiZr、Ti、Hf)の周りにAl_3Liの析出する所謂複合析出が進行することが見出された。 2.これらの析出物はいずれもL1_2型の規則構造をもつ準安定相Al_3Mであった。 3.Al-Li合金に対する複合添加の場合、各元素は次のような効果をもつことが組織観察から明らかとなった。 Zr、Ti、Hf:高温の第一段目時効において準安定Al_3Mとして析出する。この析出物は第二段目の低温時効によって析出するAl_3Liの核となる。 Cr:高温時効の極く初期に粒界に不均一析出して粒界をピン止めする。その結果、粒界移動を伴う粒界反応析出が抑制され、球状微細析出領域を広くする。 Si:Al_3M(MiZr、Ti、Hf)の粒内球状(連続)析出を促進し、最高到達硬さを著しく上昇させる。
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