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メタリン酸アルミニウムガラス中におけるネオジムの蛍光特性

研究課題

研究課題/領域番号 62550553
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 無機工業化学・無機材料工学
研究機関山形大学

研究代表者

藤澤 忠 (藤沢 忠)  山形大学, 工学部, 教授 (80007129)

研究分担者 及川 和夫  山形大学, 工学部, 助手 (00113928)
研究期間 (年度) 1987 – 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1989年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1988年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1987年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード結晶化 / 蛍光特性 / ネオジム / 蛍光寿命 / メタリン酸アルミニウムガラス / ネオジムケイ酸塩ガラス / NdInO_3 / NdGaO_3 / NdAlO_3 / ケイ酸塩ガラス / リン酸アルミニウムガラス / 固溶 / ネオジムメタリン酸アルミニウムガラス
研究概要

本研究は、メタリン酸アルミニウムガラスを母体とし、Ia,IIa族金属及び亜鉛,鉛などを修飾イオンとして加えた場合、修飾酸化物の酸素がネオジムに配位したり、あるいはメタリン酸の鎖状構造間の橋渡しにネオジムが働らいたりして、ネオジム取り巻く酸素の配位状態と対称性が蛍光特性に与える影響を検討する目的で出発した。しかし、大部分のネオジムが、結晶化をおこしてペロブスカイト型のNdAlO_3を生成し、粉末X線回折より格子定数a。=3.574Åであることを確認しその結晶に基づく蛍光特性を示すことを見いだした。
したがって、NdとAlを種々の類縁金属と置換した化合物をド-プしてJudd-Ofelt法により解析し、次のことを明らかにした。1)Smの添加は蛍光寿命(1.06μm)を著しく減少するが、Yの添加は斜方晶形の結晶を形成して蛍光寿命を増加する。2)強度パラメ-タΩtの値は、結晶化によりネオジムの吸光度が減少し小さな値を示し、誘導放出断面積は小さな値である。
他方、熱衝撃の小さいケイ酸塩ガラスを母体とした場合、3)ド-プ剤としてNdAlO_3,NdGaO_3,NdInO_3を用いるとNd_2O_3を用いた場合よりも蛍光寿命が大きくなる。4)透過電子顕微鏡写真から、NdAlO_3,NdGaO_3,NdInO_3が一つの相として存在するようである。5)量子効率は、NdInO_3>NdGaO_3>NdAlO_3>Nd_2O_3の順に小さくなる。ことなどを見いだした。

報告書

(4件)
  • 1989 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1988 実績報告書
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (9件)

  • [文献書誌] 藤澤忠、及川和夫、原田光治: "メタリン酸アルミニウムガラス中におけるネオジムイオンの挙動" 日本セラミックス論文誌. 97. 753-757 (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1989 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 藤澤忠、及川和夫、原田光治: "ネオジム-メタリン酸アルミニウムガラスの蛍光特性に及ぼすド-プ剤の効果" 日本セラミックス論文誌.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1989 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 藤澤忠、及川和夫、小野寺辰也: "ネオジム-ケイ酸塩ガラスの蛍光特性に及ぼすド-プ剤の効果" 日本セラミックス論文誌.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1989 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Tadashi Fujisawa, Kazuo Oikawa, Kouji Harada: Journal of the Ceramic Society of Japan, 97, 753-757, (1989).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1989 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 藤澤 忠,及川和夫,原田光治: "メタリン酸アルミニウムガラス中におけるネオジムイオンの挙動" 日本セラミックス協会論文誌. 97. 753-757 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] T.Fujisawa,A.Takagi,T.Honjoh,K.Okuyama,S.Ohshima K.Matsuki,K.Muraishi: "Preparation of Superconducting Y-Ba-Cu-O and Bi-Pb-Sr-Ca-Cu-O Compuonds by Chelating Method" Japanese Journal of Applied Physics. 28. 1358-1361 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] K,Muraishi;T,Fujisawa: Thermochimica Acta. 130. 155-164 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 藤沢忠、及川和夫、原田光治: 日本セラミックス協会学術論文誌.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 藤沢 忠,及川 和夫: 日本セラミックス協会学術論文誌.

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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