• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

生物化学的方法を用いるフッ素化合物の光学活性な有用物質への変換

研究課題

研究課題/領域番号 62550606
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 有機工業化学
研究機関東京工業大学

研究代表者

北爪 智哉  東京工業大学, 工学部, 助教授 (30092547)

研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1987年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード不斉加水分解 / 光学活性 / フルオロアミノ酸 / 強誘電性液晶 / 酸素法
研究概要

生物機能を利用して光学活性なフッ素系物質を合成することを主眼として研究を勧め, 加水分解酵素を用いるフルオロマロン酸ジエチルエステルの不斉加水分解反応を利用する合成方法を開発することが出来た.
RCF(CO_2Et)_2----→RCF(CO_2H)CO_2Et R=H, Me, Et
得られた光学活性なフルオロマロン酸誘導体を用い, さらに生物化学的手法, 化学的手法を駆使して各種のフッ素系光学活性物質を合成した. 特に, この種のモノフルオロ系光学活性物質から3連続不斉中心を有し, ラセミ体(8種類の立体異性体の混合物)が生理活性を有することが知られているフルオロアミノ酸の立体異性体の中から, 光学活性な数種の異性体を合成することに成功し, その生理活性作用について検討中である.
JA01KA JA02KA
また, この生物化学的方法を応用して, 各種の光学活性なフッ素系物質の両鏡像体を合成した. 得られた光学活性なフッ素物質を用いて, 表示材料, 分子素子等として開発されつつある強誘電性結晶の合成を行なった. この方法により, 初めて強誘電性結晶の両鏡像体の合成が可能と成ったので, 合成した強誘電性結晶の両鏡像体の物性について検討中である.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Tomoya Kitazume;Tadashi Kobayashi;Takeshi Yamamoto;Takashi Yamazaki: J. Org. Chem.52. 3218-3223 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Katsumi Yoshino;Masanori Ozaki;Hiroki Taniguchi;Noritsugu Yamazaki;Tomoya Kitazume: Jap. J. Appl. Phys.26. L77-L78 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi