研究課題/領域番号 |
62550659
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
高分子物性・高分子材料
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研究機関 | 神奈川工科大学 |
研究代表者 |
西岡 篤夫 神奈川工科大学, 情報工学科, 教授 (10016199)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1989年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1988年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1987年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 高分子 / Carbonー13NMR / 核磁気共鳴 / Cー13化学シフト / デ-タベ-ス / リレ-ショナルデ-タベ-ス / イメ-ジスキャナ- / エキスパ-トシステム / Carbon-13NMR / C-13化学シフト / Carbon-13 NMR / NMRスペクトル / データベース / 情報処理 / 知的情報処理システム / 化学シフト / 数値情報 / 図形データベース / イメージスキャナー / 知識ベース |
研究概要 |
本研究はハ-ドディスクを有するパソコンを利用して高分子のCー13NMRに関する文献デ-タベ-スの他、化学シフトデ-タベ-ス及びスペクトル図デ-タベ-スを作成すると共に、より高度な知的機能として化学シフトからその化合物名を推論するエキスパ-トシステム(ES)も併せて構築し、DBとESを総合利用できるシステムを実用化した。 1.文献情報については10MBのマスタ-ファイルPCMRDBにつき、逆転ファイルとRAMディスクの2法により高速検索を試みた。前者は各レコ-ドの見出し行から化合物名、大分類、発行年、雑誌略号、筆頭著者名の5項目を選び効率のよい逆転ファイルを1.2MBで作成し検索時間は数秒であった。後者は各セクタに4行入る濃縮ファイルを作成し、6MBに圧縮後8MBのRAMディスクを用い、BASICコンパイラで全ファイルにつき、1分半で検索することができた。 2.数値情報デ-タベ-スとして代表的高分子68種の化学シフトデ-タ500以上を主要デ-タとして関連する情報と共にdBASEIIIを用いてリレ-ショナルデ-タベ-スを作成して検索したほか、化学シフトから化合物名を求める応用プログラムを作成した。 3.前項のスペクトル図68個をイメ-ジスキャナ-によりディスクに格納してデ-タベ-ス化し、復元法を改良し画面サイズで原図の全部又は一部の拡大図の何れも見られるようにした。 4.前2項と同じデ-タを用い、ル-ル型とフレ-ム型の2種のエキスパ-トシステムを作成した。ル-ル型でも確信度を適当に設定し、ノイズを抑制すれば90%以上の一致がえられるが、極めて類似した試料の判別は困難であった。フレ-ム型ではこの点を改良し、化学シフトのほか強度と肩を入れて候補を絞り、更にシフトの密集の有無や位置と数の情報を用いて類似高分子の判別ができることを示した。
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