研究課題/領域番号 |
62550687
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
化学工学
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
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研究分担者 |
村上 昭彦 東京農工大学, 工学部, 教授 (20015043)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1988年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1987年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 流域 / 汚濁負荷流出 / エキスパートシステム / 富栄養化 / 原単位 / 流出率 / 流達率 / パーソナルコンピュータ |
研究概要 |
陸水域の富栄養化は、水産業やレクリェーションのみならず、農業、工業、水道など数多くの社会経済活動に大きな影響を与えている。本研究では流域からの汚濁負荷流出機構の解析と流域対策を合理的に実施するための意志決定支援のエキスパートシステムの開発を目的とした。このため、まず現在の汚濁負荷流出解析の問題点を検討し、自浄作用の概念の欠如、積算の方法論の不統一、基礎データの利用方ならびにデータベースの不備などを明らかにした。さらに、結果の公表や関係者との利害調整のため適切な手段を欠いていることが流域管理を困難にしていると推定された。このため、本システムでは利用の容易なパーソナルコンピュータを用いたシステムとし、流域と行政区画で基礎とした負荷推定を可能とした。主な機能は、流域/行政区画の入力機能、原単位/排出率の入力、データベースの参照ならびに学習機能、流達負荷量の推定機能・検証/修正支援機能、発生負荷、排出負荷の自動計算機能、全負荷量の自動積算機能、水質予測機能、負荷削減対策の評価機能、ならびに汚濁負荷発生/流達構造の表示機能である。プログラムはBASICを基礎として作成し、一部はアセンブラ語で作成するとともにコンパイルして速やかな応答性を確保した。このシステムを検証するこめ、奥多摩湖ならびにその流域において流域の社会経済活動と水質の調査を行った。主な汚濁負荷は自然負荷であったが、人為負荷としては水産養殖、観光人口などが大きいと推定された。さらに東京都などの行政資料を整理し、奥多摩湖の情報を本システムに入力した。その結果、まだ開発途上にあるものの、本システムはとりあえずの完成をみたと判断された。今後、他の流域に本システムの利用が進むにつれ、システムの改善にフィードバックされ、より完成すると期待される。
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