研究課題/領域番号 |
62560018
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
作物
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
佐々木 修 鹿児島大学, 農学部, 助教授 (40145462)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1988年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1987年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 甘藷 / 地上部 / 塊根 / 栽植密度 / 移植時期 / 地上部生育 / 塊根肥大 |
研究概要 |
本年度は栽植密度あるいは移植時期の違いが地上部の発達および塊根の肥大におよぼす影響について検討した。結果の概要は以下の通りであった。 1.栽植密度を変更した場合 うね間は75cmで共通とし、株間を各に35cm、50cm、70cmとする3試験区を設定した。地上部は疎植になるほど大型化する傾向が認められたが、塊根収量は50cm区≧70cm区≧35cm区となり、とくに70cm区で塊根への乾物分配率が劣っていた。そこで各次元の分枝の発達過程を詳細に観察したところ、とくに70cm区の地上部の発達パターンに、他の2試験区と異なる特徴が認められた。すなわち、生育後半に落葉の進行(とくに2次および3次分枝)が顕著となり、その結果、地上部における茎の割合が高くなり、逆に葉の割合は相対的に低くなった。このことから70cm区においては、生産された乾物が優先的に地上部の再生産に利用され、塊根への分配率が低下したものと考えられた。 2.移植時期を変更した場合 異なる移植時期(5月20日、6月9日、6月29日)から成る3試験区を設定したが、一部に著しい降灰被害を受け充分なデータが得られなかった。しかし生育初期における気温および地温の違いが地上部および塊根の発達に著しい影響をおよぼすことがわかった。とくに生育初期の高気温は1次および2次分枝を著しく発達させる反面、生育後半には一転して急激な衰退をもたらした。このことに対応して塊根の肥大も生育後半は停滞した。 両年度の試験を通じて特記したいことは、生育初期に低次分枝の著しい発達が認められる場合、生育後半に急激に衰退する傾向が認められたことである。
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