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球根花〓の開花促進に対するエチレン処理の効果とその作用機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 62560033
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 園芸・造園学
研究機関大阪府立大学

研究代表者

今西 英雄  大阪府立大学, 農学部, 教授 (20081549)

研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1987年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードエチレン / 開花 花〓球根類 / エチレン生成酵素 / ACC / STS / 2.5-narbornadien
研究概要

ダッチ・アイリスでは, 小球の開花率を高める効果をもつエチレン処理に伴い, 球内のエチレン生成酵素(EFE)の活性は高くなるが, エチレン生成の前駆物質である1-dminocyclopropane-1-carboxylic acid(ACC)の含有量にはほとんど差がみられなかった. 一方, 大球ではエチレン無処理でも, 30°Cの高温遭遇期間が長くなると開花率は高くなるが, その際EFE活性は全く変化しないが, ACC含有量は漸増する傾向を認めた.
エチレン処理の前後に, 抗エチレン作用剤があるSilver thiosulphate(STS), 2.5-norbornadien(NBD), 及びエチレン生成の阻害剤であるaminooxyacetic acid(ACA)の浸漬処理を行い, その影響をみたところ, ダッチ・アイリスでは小球の開花率を高めるエチレンの作用がSTSによっては阻害されず, NBD処理により著しく阻害された. これに対し, 黄房スイセンではSTSの阻害効果は顕著に認められたものの, NBD処理の効果はみられないという対照的な結果が得られた. なお両種において, AOAのエチレン作用阻害効果はほとんど認められなかった. またACC浸漬処理により, ダッチ・アイリスでは小球の開花率が高まったが, 黄房スイセンでは全く効果がみられなかった.
他の花卉球根類については, チューリップでは34°C1週間, ニホンスイセンでは30°C2週間の高温処理後, エチレン気浴処理を行なうと, 貯蔵中の球内における花卉の分化開始及びその後の発達が早まること, チューベローズでは植え漬け直前のエチレン処理により中球の開花率がやや高くなることが, イキシアでは収穫後休眠中の球茎に対するエチレン気浴により1か月近く発芽が早まり, 著しい休眠打破効果のあることを明らかにした.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書

研究成果

(2件)

すべて その他

すべて 文献書誌

  • [文献書誌] Imanishi, H.;De Yue: Acta Horticulturae. 201. 29-35 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 月徳, 今西英雄: 園芸学会研究発表要旨. 63. 458-459 (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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