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家蚕DNAウイルスを遺伝子導入用ベクターとして効率的に利用する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 62560052
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 蚕糸学
研究機関信州大学

研究代表者

中垣 雅雄  信大, 繊維, 助手 (70135169)

研究期間 (年度) 1987 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1988年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1987年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードカイコ / ベクター / 核多角体病ウイルス / 濃核病ウイルス / DNA / 制限酵素地図 / 核多角体病原ウィルス / 濃核病ウィルス / 増殖
研究概要

バイオテクノロジー技術の進展により、カイコにインターフェロンなどの有用物質を生産させることが可能になっている。カイコ細胞中に有用物質を運び込むベクターとして、核多角体病ウイルス(NPV)が使用されている。このNPVの増殖が、どのような要因で容易になり、有用物質の生産性が、どのような要因で高まるのかなどの問題については充分な解析が行われておらず、不明の点が多い。そこで、NPVの増殖様式を、超微形態学的に調査し、ウイルスの侵入、核内でのウイルス粒子形成、エンベロープの獲得様式、ウイルスの放出、多角体の形成様式、細胞の病変像などについて種々の知見を得た。
ベクターとして確立しているNPVは、病原性が強くカイコを殺してしまう。そのため、カイコを殺すことなく、外来遺伝子をカイコ細胞に導入するベクターを開発することが必要となる。ベクターとして有望なウイルスのひとつに、濃核病ウイルス(2型)がある。そこで、このウイルスの遺伝子解析を試みた。その結果、2種のDNAは、ゲノムの遺伝子情報を2分している可能性の高いことが制限酵素地図の作成より判明した。2種のDNAの末端構造に、共通の塩基配列が見つかった。以上のような知見が得られたが、さらに遺伝子解析をすすめ、ベクターとしての可能性をさぐっていく必要がある。

報告書

(3件)
  • 1988 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 中垣雅雄・武井隆三・長島栄一: 日蚕雑. 56(4). 338-342 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] M.Nakagagi.;M.Ohba.;Y.Tanada: J.Invertebr.Pathol.50(3). 169-175 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] M. Nakagaki; R. Takei; E. Nagashima: "Improved method of purification of the infectious flacherie virus and the Bombyx densonucleosis virus" J. Seric. Sci. Jpn.56(4). 338-342 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] M. Nakagaki; M. Ohba; Y. Tanada: "Specificity of receptor sites on insect cells for the synergistic factor of an insect baculovirus." J. Invertebr. Pathol.50(3). 169-175 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 中垣雅雄,武井隆三,長島栄一: 日蚕雑. 56 (4). 338-342 (1987)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] M.Nakagaki;M.Ohba;Y.Tanada: J.Invertebr.Pathol.50 (3). 169-175 (1987)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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