研究課題/領域番号 |
62560062
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
土壤・肥料
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
高田 秀夫 鳥取大学, 農学部, 教授 (90032086)
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研究分担者 |
山本 定博 鳥取大学, 農学部, 助手 (30200801)
本名 俊正 鳥取大学, 農学部, 助教授 (90093624)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1988年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1987年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 非晶質 / 塩吸着 / 陽イオン交換容量 / リン酸アンモニウム / 火山灰土壌 |
研究概要 |
火山灰土壌はバン土質土壌ともいわれ、活性アルミニウムに富んでいることより、その化学的性質は悪く、わが国においては低位生産地土壌して取扱われており、これの改良方法としては有機物・リン酸・石灰の施用をその3本柱として普及指導されている。この施用リン酸塩については古くよりリン酸アンモニウム(リン安)の肥効が特に顕著であることが認められている。 本研究においてはリン安添加にもとずくNH^+_4の吸着量の変化について主として陽イオン交換容量(CEC)の面より検討した。 得られた成果の概要は次の通りである: 1.CECの約1/10程度のNH^+_4の添加において、NH^+_4の土壌への吸着量にあってはリン安溶液からは他のアンモニウム塩溶液からよりもまさっていた。 2.硫酸アンモニウム溶液からのNH^+_4の吸着量は、前もって土壌をBa^<2+>によって処理した時に著しく増加した。 3.土壌溶液中においては陰イオンと陽イオンは当量的に存在しているが、この土壌溶液中の陰イオン濃度が土壌による吸着や不溶性物質の生成などによって減少する時には、土壌に吸着される陽イオンの量は増加した。 4.リン安溶液添加においては、醋酸アンモニウム添加にもとずくCEC以上においても著しいNH^+_4の吸着がみられた。特にアロフェン等の非晶質物質を多く含む土壌ほどこの傾向が顕著であった。 5.リン安添加にもとずく吸着NH^+_4の増加の原因としては、從来よりその主体と考えられているリン酸イオンの吸着による土壌の負荷電との靜電気的作用にもとずくCECの増加のほかに、物理的作用にもとずく塩吸着の可能性が強く考えられた。
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