研究課題/領域番号 |
62560091
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用生物化学・栄養化学
|
研究機関 | 山口女子大学 |
研究代表者 |
大鶴 勝 山口女子大学, 家政学部, 教授 (30110860)
|
研究分担者 |
宮谷 秀一 (宮谷 〓一) 山口女子大学, 家政学部, 助教授 (50137311)
奥田 義博 山口女子大学, 家政学部, 教授 (00106577)
|
研究期間 (年度) |
1987 – 1988
|
研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
|
配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1988年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1987年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
|
キーワード | リノール酸 / EPA / エイコサペンタエン酸 / AA / アラキドン酸 / HDLーコレステロール / 総コレステロール / HDL-コレステロール |
研究概要 |
農村住民と学生との比較: 魚介類、大豆、大豆製品は農村住民が多く摂取しており、油脂類は学生の方がやや多く摂取していた。 血清中の脂肪酸組成は、EPA、DHAについては地域住民が高い値を示した。リノール酸については学生群が高い傾向を示した。 EPA/AA比についても農村住民男子0.70、女子0.56、学生男子0.23、女子0.18であり、男女共農村住民が高い。ω3系/ω6系比でみた場合でもEPA/AA比と同様な傾向を示した。 調査対象を一括して検討すると、魚摂取量の多い人ではEPA/AA比が高くなる傾向がみられ、魚摂取量とEPA/AA比との間には正の相関が認められた。 EPAカプセル摂取食とリノール酸摂取食との比較: リノール酸は食事中の特に植物油の制限によって、血漿中に著しい変動がみられた。AAは変動が少なかった。EPA、EPA/AA比、ω3系/ω6系比はEPAカプセル摂取を始めると、血漿中に著しい増加が見られたが、EPAを摂取しないとみるみる減少した。また摂取をやめると7日で元のレベルにもどった。 魚業従事者について: 血清脂肪酸については、男子でリノール酸とアラキドン酸(AA)、女子でAAとEPAに地区間に差が見られた。EPA/AA比は男子が0.73、女子0.51で比較的高い値だった。また、魚摂取量が多いと、EPA/AA比が高くなる傾向が見られた。リノール酸とEPAとの間には、ほとんどの地区で負の相関がみられた。
|