研究課題/領域番号 |
62560116
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
製造化学・食品
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
北原 武 東京大学, 農学部, 助教授 (40087573)
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研究分担者 |
森 謙治 東京大学, 農学部, 教授 (20011843)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1988年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1987年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 植物毒素 / 光学活性対合成 / スポローゲン-AO1 / ギガンテノン / 宿主選択的毒素 / 植物病原菌毒素 / 高選択的合成 / 光学活性体合成 / ファゼオリノン / フォメノン / 胞子形成因子 |
研究概要 |
雑草類を宿主とする植物病原菌が産生する選択的な毒素の研究は、雑草防除、耐性品種の選抜などの見地から興味深いが、天然から得られる毒素類の量が少なく研究遂行上障害が多い。本研究では、微生物の生理現象(胞子形成促進や性フエロモン作用)との関連からも興味深い植物土足テルペン類の光学活性体を効率良く合成するための一般的合成法の開発とサンプル供給による生物学研究推進を目指した。以下はその得られた結果である。 1)酵母還元により得られる高光学純度のヒドロキシエステル1__〜から重要中間体シクロプロピルケトン2__〜を経てコウジ菌の胞子形成因子スポローゲン-AO13__〜の大量合成法を確立した。このものは植物毒素デスオテシフォメノンと同一物質であり、これによりこれと同一の基本骨格を持つ毒素類合成への道が開発された。 2)3__〜よりギョウギシバの選択的毒素であるギガンテノン4__〜およびエピマー5__〜へのルートも開発出来た。 3)さらにフォメノン6__〜およびファゼオリノン7__〜への誘導も成功した。 4)ギガンテノン類の生物試験を行い、エピマーにも60〜70%の活性の存在が明らかになり、今后合成した一連の誘導体の植物および微生物に対する活性を詳細に検討することが可能になった。
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