研究課題/領域番号 |
62560161
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
林産学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
三浦 清 北海道大学, 農学部, 助手 (40165957)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1988年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1987年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | DNA / プロトプラスト / 細胞融合 / 交流電場 / 直流パルス / 融合チャンバー / 単子菌 / ミトコンドリアDNA / クローニング / 食用担子菌 / ヒラタケ / タモギタケ |
研究概要 |
DNAの細胞への直接導入に関する基礎的知見を得るためのプロトプラストの融合に関する条件は、先ず電極への付着は2MH_2、50V/cm以上の交流電場において付着ができ、交流電圧750V/cmでパールチェーンが出来た。1.25KV/cm以上になると電極からプロトプラストが離れにくくなる現象が生じた。異種間のプロトプラストの接着は、先ず一種類のプロトプラストを融合チャンバー内に入れ2MH_2,125V/cmの交流電場により電極に付着させ、次に別種のプロトプラストをチャンバーに送入し、交流電圧250V/cmを加えることにより可能となった。この状態の所へ直流パルス電圧10KV/cm、パルス幅6μsec、で融合を起すことが出来た。融合率は最大10%であった。融合を阻害するプロトプラストの回転は交流電圧250V/cm以下で停止した。 本研究に供した装置は手作りであり、操作性には検討を要する点がある。また融合に必要な交流電圧、パルス電圧を得るためには、融合チャンバーの電極を極端に狭くしなければならず(40〜50μcm)、チャンバー作成上及び融合操作において困難を生じた。融合チャンバーは完全密閉型であり、非無菌的雰因気下においても無菌状態を保つことが可能であること、また異種のプロトプラストの接着が交流電圧を変えることにより簡単に作り出せること等が非常に優れた点と考えられる。
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