研究課題/領域番号 |
62560231
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
農業土木
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
小林 慎太郎 (小林 愼太郎) 京都大学, 農学部, 助教授 (20026602)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1989年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1988年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1987年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 農地開発 / 農地排水計画 / エキスパ-ト・システム / 農地排水 / 自動設計 / エキスパート・システム / 排水計画 / 沈砂池 |
研究概要 |
本研究は、農業土木の設計現場における複雑な計算および判断をコンピュ-タに任せ、技術者はその結果を利用して最終判断を下すというエキスパ-ト・システムを開発し、農地排水計画を事例としてその有用性を示すことにある。 まず、初年度は、開発農地からの排水量を算定するプログラムおよび開発農地末端に設置される沈砂地の放流口の断面を決定するための手順の開発に主眼を置き、農地排水計画に関するエキスパ-ト・システムの構築の準備を進めた。 続いて第二年度に、全国各地の農地開発地における排水計画の体系を調査し、種々のケ-スについてエキスパ-ト・システムで取り上げることができるように、ル-ルの細分化、推論エンジンの基本構成作りを行った。 最終年度は、農地排水計画エキスパ-ト・システムの全体フロ-を明示し、サブシステムの一つ一つについて順に具体的プログラミングを進めた。次いで、サブシステムを連結し、それぞれのル-チンをメニュ-形式で選択するメインプログラム部を形成した。ただし、本エキスパ-ト・システムをすべてパソコン上で構築することができなかったため、複雑な計算を必要とするサブシステムはメインフレ-ム上でどのように利用するのかのガイダンスが指示されるだけの構成となっている。 したがって、本システムは、現場ですぐに利用できる段階にはない。これは、本エキスパ-ト・システムで採用したハ-ドウェア上の制約で、今後はより高機能のパソコンないしはワ-クステ-ションへの移植を踏まえて実用性の高いシステムへと発展させる必要がある。
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