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穀類乾燥機最適設計のための穀粒ダイナミックスの研究

研究課題

研究課題/領域番号 62560242
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 農業機械
研究機関岩手大学

研究代表者

西山 喜雄  岩手大学, 農学部, 助教授 (90003764)

研究分担者 木村 俊範  岩手大学, 農学部, 助手 (60111241)
研究期間 (年度) 1987 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1988年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1987年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード穀粒 / 流動 / 乾燥機 / シミュレーション / 有限要素法 / 設計 / CAD / 流線
研究概要

穀類乾燥機をコンピュータ・シミュレーションによって最適設計をするための穀粒ダイナミックス、すなわち、穀粒および乾燥空気の流動の研究であり、新しい学問分野の構築である。本研究は2次元空間における穀粒ダイナミックスの理論およびシミュレーションの確立である。本年度は並流型循環式乾燥機のモデルを作製し、空気流動特性を実験的に明らかにして、さらに有限要素法(ガレァーキン法)によるシミュレーションを行い、実験結果とよい一致を見た。実験装置は、容量45cm×45cm×高さ100cmで、風は上部吐出ダクトから下部排出ダクトに、圧送ブロアおよび吸引ブロアによって流れる。正面のアクリル板に175個の細孔をあけて、デジタルマノメータで静圧を測定し、この測定結果から2次元の等圧曲線を求めた。流線の方向は、等圧曲線に直交するものとし、速度の大きさは圧力損失から逆算した。また、流線をコンゴレッド・アンモニア法で可視化計測した。これは、上記等圧線から求めた流線ベクトルと一致していた。さらに、実験と同じ境界条件を与え、有限要素法を使ったコンピュータ・シミュレーションで、等圧線及び流線ベクトルをて計算し、実験結果から求めた等圧線および流線ベクトルともコンゴレッド・アンモニア法で計測した流線とも一致していることが確認された。
本研究ではこの他に、穀粒ダイナミックスの一分野として、インペラ式籾すり機中の籾の流動を計算によって明らかにするための、籾粒の運動方程式が得られた。現在、この解を数値計算で求めることを試みている。

報告書

(2件)
  • 1988 実績報告書
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Yoshio,Hishiyama: J.Agr.Engineering Res.(1990)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Yoshio Nishiyama: Proc. International Symp on Agricultural Mechanization and International Cooperation in High Technology Era, Japanese Society of Agricultural Machinery. 313-320 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yoshio Nishiyama: American Society of Agricultural Engineers Technical Papers. 87-6039. 1-33 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 青田聡,木村俊範,西山喜雄: 農業機械学会東北支部報. 34. 57-62 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2017-05-19  

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