研究課題/領域番号 |
62570013
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
解剖学一般
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
石川 裕二 琉球大学, 医学部, 助教授 (20110299)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1989年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1988年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1987年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 筋肉 / 神経 / 受容体 / アセチルコリン受容体 / ニワトリ / ラット / メダカ |
研究概要 |
サカナ、カエル、ヘビ、ニワトリ、ラット、マウス、ネコ、ヒト、の骨格筋におけるアセチルコリン受容体(AChR)の分布を調べ、系統発生学的な研究を一応完結させた。そのうちの幾つかの種に関しては、神経切断実験および神経移植実験を繰り返し、次のような結論を得ることができた。 (1)筋肉それ自体、すなわち神経支配がない状態におかれると、筋肉は自律的にAChRを豊富に作り出す。この余計なAChRは筋細胞上に特別な形で多数円形に分布するのが普通である。 (2)神経には筋細胞の接触部位のみにAChRを分布させる作用がある。つまり、神経は上述の円形のAChRを消失させる一方、接触部位にAChRを集める、という二重の役割を果している。 以上のように、筋細胞のAChRの分布は神経の二方向的な制御をうけていることを明かにした。
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