研究課題/領域番号 |
62570040
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生理学一般
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
高田 由美子 浜松医科大学, 医学部, 助手 (90092981)
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研究分担者 |
高田 明和 浜松医科大学, 医学部, 教授 (80092980)
浦野 哲盟 浜松医科大学, 医学部, 助手 (50193967)
菅原 芳明 浜松医科大学, 医学部, 助手 (30154462)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1989年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1988年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1987年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | プラスミノ-ゲンアクチベ-タ-インヒビタ- / 組織プラスミノ-ゲンアクチベ-タ- / 酵素免疫測定法 / ユ-グロブリン溶解時間 / 日周リズム / t-PA・PAI-1複合体 / プラスミノーゲン アクチベーター インヒビター / 組織プラスミノーゲンアクチベーター / エンザイム イムノアセイ / 年令による変化 / プラスミノーゲン アクチベーター インヒビター(PAI) / t-PA / β-ガラクトシダーゼ / モノクローナル抗体 |
研究概要 |
我々は酵素免疫測定法で組織プラスミノ-ゲンアクチベ-タ-(t-PA)やウロキナ-ゼを測定してきた。その方法を応用して、一次抗体としてプラスミノ-ゲンアクチベ-タ-インヒビタ-1(PAI-1)のモノクロナル抗体、二次抗体としてβ-ガクラトシダ-ゼでラベルした組織プラスミノ-ゲンアクチベ-タ-(t-PA)のポリクロナル抗体を用いて全PAI-1、free PAI-1、t-PA-PAI-1 complexを測定する方法を開発し、血漿中のPAI-1の量の年令による変化、男女差、日周リズムを測定した。男女共にt-PA-PAI-1 complexは年令と共に上昇したが、どの年令でも男性の方が高値を示した。free PAI-1は男性では年令に関係なく、女性では男性より低い値をとっていたが、60才台で上昇し、男性より高値を示した。これらの結果からt-PA、PAI-1といった線溶系のパラメ-タ-は男性は女性よりも高いレベルでバランスがとられていることがわかった。日周リズムについては、8時30分、10時30分、12時30分、14時30分、16時30分に採血し、t-PA、PAI-1などを測定した。この際に、線溶系全体のパラメ-タ-としてeuglobulin lysis time(ELT)も測定した。ELTは8時30分と10時30分が最も長く(線溶活性が最も低く)16時30分が最も短かった。t-PA、total PAI-1、t-PA-PAI-1 complex、free PAI-1はどの時間帯でも男性は女性より高値を示した。t-PA、PAI-1は午前中が高く、午後には低いと言う日周リズムがあること、この日周リズムの変化はPAI-1の方が大きいことがわかった。さらに日周リズムの相が女性の方が男性より早いことが認められた。
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