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巨核芽球性白血病細胞におけるsis遺伝子発現と血小板由来増殖因子(PDGF)産生

研究課題

研究課題/領域番号 62570153
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 実験病理学
研究機関千葉大学

研究代表者

布施 晃  千葉大学, 医学部, 助手 (60110300)

研究分担者 佐藤 武幸  千葉大学, 医学部・附属病院, 助手 (30187207)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1987年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードc-sis遺伝子 / PDGF / 遺伝子発現 / E核球 / 培養細胞 / 血小板
研究概要

我々は世界で初めて血小板を放出する巨核芽球性白血病細胞の培養樹立に成功した. この細胞株を用いてc-sis遺伝子の発現とPDGFの産生を調べたので, 以下のように要約を示す.
1.巨核芽球性細胞の樹立.
1)巨核芽球性白血病患者の末梢血の芽球からCMK細胞株を樹立した.
2)CMK細胞は患者の巨核芽球と同じ染色体変異を保持し, 巨核球の特性である多倍体の染色体を保有しているが, 4Nが主であった.
3)CMK細胞は血小板関連細胞表面マーカーであるGPIIb/IIIaとGPIb抗原を保有している. 骨髄系マーカーおよび赤芽球系マーカーであるグリコフォリンAも保有している.
4)電子顕微鏡的観察により, CMK細胞はα-顆粒, 血小板ペルオ, シダーゼ(PPO)を認めた.
5)CMK細胞は培養液中に2〜3μmの顆粒を放出する. α顆粒を保有していること, PPO陽性であることから血小板と示唆される. 全体の構造は未熟である. 血小板の放出はTPA処理によって増加する.
2.c-sis遺伝子の発現とPDGF産生
1)巨核芽球性白血病患者の末梢血および骨髄中の芽球中にPDGFのB鎖をコードするc-sis遺伝子のmRNAを検出した.
2)CMK細胞よりmRNAを抽出しNorthen hlot Hybridizationを行ない, 25Sc-sismRNAの存在を確認した.
3)CMK細胞培養液中にPDGFが産生されていることを抗PDGF抗体による免疫沈降法で確認した. 分子量は31Kで17K前後の2量体であることがわかった.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] S. SUNAMI: BLOOD. 70. 368-371 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 角南 勝介: 臨床血液学会誌.

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] T. SATO: BLOOD.

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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