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抗ニューモシスチス・カリニ単一抗体の特異性とその診断への応用

研究課題

研究課題/領域番号 62570181
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 寄生虫学
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

山田 稔  京都府立医科大学, 医学部, 講師 (70106392)

研究分担者 松本 芳嗣  京都府立医科大学, 医学部, 助手 (00173922)
研究期間 (年度) 1987 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1988年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1987年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードニューモシスチス・カリニ / ポリクローナル抗体 / モノクローナル抗体 / 免疫診断 / 間接蛍光抗体法 / ウエスタン・ブロッティング法 / モノクロール抗体 / 抗原分析 / ウエスターンブロッティング / 酵素抗体法 / 循環抗原
研究概要

1.ヒト、ラット、及びマウス感染肺のhomogenate及び、それを比重分画して得たニューモシスチス・カリニ(Pc)病原体(シスト数:1〜5×10^6コ)をBALB/Cマウスに免疫してポリクローナル抗体(PAb)及び多種のモノクローナル抗体(MA6)を作製し、その一部につき、反応する抗原の性状を検討した。
2.各PAb及びMAbのヒト、ラット或はマウスPcへの反応性を間接蛍光抗体法で観察した。(1)抗ヒトPc抗体:PAbはヒトPcに×125で反応したがラット或はマウスPcに対しては、×25までしか反応しなかった。MAbではヒトPcには強く(×15,625)反応したが、ラットPc及びマウスPcにはほとんど反応しなかった(×5)。(2)抗ラットPc抗体:PAbはラット及びマウスPcに×125まで反応したが、ヒトPcには×25まで反応した。MAbはラットPcには強く(×15,625)反応したが、ヒト或はマウスPcにはほとんど反応しなかった(×5以下)。(3)抗マウスPc抗体:PAbはマウスPcに×15,625まで反応したが、ラットPcには×125まで、ヒトPcには×25まで反応した。MAbはマウス及びラットPcには反応したが(×3,125)、ヒトPcとの反応性は弱かった(×25)。
3.^<125>I標識二次抗体を用いたウエスタン・ブロッティング法により各MAbの反応する抗原の分子量の検討を行った。(1)抗ヒトPcーMAbのヒトPcとの反応では80KDのバンドが検出された。(2)抗ラットPcーMAbのラットPcとの反応では120KDと52KDのバンドが認められた。一方、(3)抗マウスPcーMAbはマウスPcを抗原とした場合、120KD、70KD、58KDの3本のバンドを検出した。
4.以上の結果は、少くとも、ヒト、ラット、及びマウス感染Pcは各々抗原性に差異がある可能性が示唆された。ヒトの本肺炎の免疫診断には抗ヒトPcーMAbが適当であると考えられた。

報告書

(3件)
  • 1988 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Y.Matsumoto;T.Amagai;M.Yamada;J.Imanishi;Y.Yoshida: Parasitology Research. 73. 228-233 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Matsumoto, Y: "Production of a monoclonal antibody with specificity for the pellicle of Pneumocystis carinii by hybridoma" Parasitology Research. 73. 228-233 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Y.Matsumoto;T.Amagai;M.Yamada;J.Imanishi;Y.Yoshida: Parasitology Research. 73. 228-233 (1987)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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