研究課題/領域番号 |
62570201
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
ウイルス学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
冨田 善身 (富田 善身) 千葉大学, 医学部微生物学第一, 助教授 (70015840)
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研究分担者 |
関谷 宗英 千葉大学, 医学部産科婦人科学, 助教授 (00092065)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1988年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1987年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | ヒトパピローマウイルス / 後期遺伝子 / 尖圭コンジローマ / 共通抗原 / COS-1細胞 / 核内移行シグナル / パピローマウイルス / ウシパピローマウイルス / 子宮頚癌 |
研究概要 |
1)パピローマウイルス共通抗原(gsa)決定領域の検索:HDV6_bL_1蛋白質はgsaをコードすることが知られている(Tomita et al J.Virol.61.P2389-2894)。そこでL_1ORFの各種領域を含むフラグメントを大腸菌β-ガラクトシダーゼの融合蛋白質として発現させ抗体を作成した。この抗体とウシパピローマウイルス(BPV)1型L、蛋白質、尖圭コンジローマ組織中HPV6又は11型のL_1蛋白質との反応性からgsaコード領域を推定しgsaがL_1蛋白質N末端側(Xba-I-HincII内)及びC末端側(nt.5965〜nt.7188)に存在することが分かった。一方HPV16L_1蛋白質に対応する4種の合成ペプチドを作成し上記L_2/β-gal融合蛋白質及びBPV-1、HPV6/IIL_1などとの反応性を調べた結果、ペプチドA(LPDP NKFGFPDTSF(Y))がgsaの一部であると推定された。 2)HPV後期遺伝子(L_2)のCOS-1細胞内での発現:HPX6L_2ORFを含むAccI-AccIフラグメント(約34Kbp)をPSVLベクターのXhoI部位に挿入しSV40プロモーター調節下にCOS-1細胞内で発現させた。精製した抗L_2/β-gal抗体を用いたウェスターンブロット法により60K及び45Kの2本のバンドを認めた。このうちS60K蛋白質は完全型のZ_2蛋白質でL_2ORFのコード能(52-54K)を考慮し糖蛋白質であることが推定された。さらにL_2ORFのAccI-BanHl領域をβ-galとの融合蛋白質としてCOS-1細胞内で発現させるとこの融合蛋白質はβ-gal活性を有すること、また主として細胞質に局在することが分かった。この事実よりL_2蛋白質への核内への移行にはBanHl下流を含む領域が関与すると推定された。 3)上記ペプチドAを用いたELISA法を開発し尖圭コンジローマ及び子宮頚部異形成症発症患者の血清中に抗HPV抗体があるか否かを検討したが全ての症例において陰性であった。この結果から抗体検出いは他の領域か15ペプチッド以上の大きなペプチッドの使用を考えるべきである。
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