研究課題/領域番号 |
62570264
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
法医学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
足立 順子 神戸大学, 医学部, 助手 (40030887)
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研究分担者 |
二宮 一弥 神戸女子薬科大学, 教授 (00068321)
福永 龍繁 神戸大学, 医学部, 助手 (70156800)
藤原 敏 神戸大学, 医学部, 講師 (20173487)
溝井 泰彦 神戸大学, 医学部, 教授 (00030809)
上野 易弘 神戸大学, 医学部, 助手 (30184956)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1988年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1987年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | テトラヒドロイソキノリン / アルコール / アルコール症者 / カテコールアミン / サルソリノール / アルコール依存 / 飲酒 / アルデヒド脱水素酵素 |
研究概要 |
1.アルコール離脱期におけるテトラヒドロイソキノリンの動態を調べるためアルコール症者30例の酩酊入院時、第2、第3および第7病日の早朝尿をとった。対照として健常人男子40例の早朝尿をとった。健常人のテトラヒドロイソキノリンの尿中排泄量(TIQ)の平均値は2.5±2.6ng/mgクレアチニンであり、アルコール症者のうち入院時に健常人の平均値+3SD(10.6)を越える値を示す14例をA群、範囲内に入る16例をB群とした。A群のTIQ平均値は51.9±40.8ng/mgクレアチニン、B群の平均値は3.9±1.9ng/mgクレアチニンでありA群の方がB群より有意に高かった。A群では第2病日に急激に減少し、第3病日では健常人の値まで低下した。B群では第2病日に急激に減少し以後は健常人の値と差はなかった。アルコール離脱期におけるドパミンの尿中排泄量についてはA群では第一病日の値が最も高く、かつ、B群との間に有意差があった。 2.21ー35歳の健常人男子25例を被験者とし、そのうち16例にはエタノールに換算して体重あたり0.4g、他の9例には同じく0.8gとなるように清酒を摂取させ尿中テトラヒドロイソキノリンへの影響を調べた。飲酒前後に採尿を行った。被験者はアルデヒド脱水素酵素(ALPH)アイソザイムの欠損者と正常者の2群に分けた。ALPH正常群は13例、欠損群は12例であった。TIQの飲酒前値は正常群では2.5±2.6ng/mgクレアチニン、欠損群では2.5±2.4ng/mgクレアチニンであり両群の間に全く差はなかった。0.4g/kgのエタノールの投与により、欠損群では増加の傾向があるものの有意ではなく、両群とも変化が認められなかった。0.8g/kgのエタノール投与では、2時間後に正常群では4.8±2.0ng/mgクレアチニン、欠損群では14.4±7.0ng/mgクレアチニンに有意に上昇した。
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