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SLEにおけるimmune complexの特性と組織障害の関係

研究課題

研究課題/領域番号 62570279
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 法医学
研究機関東京大学

研究代表者

谷本 潔昭  東京大学, 医学部(病), 助手 (40010152)

研究分担者 相川 崇史  東京大学, 医学部(病), 医員
石原 桂子  東京大学, 医学部(病), 医員 (20107668)
中野 啓一郎  東京大学, 医学部(病), 助手 (10090490)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1987年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードSLE / 補体 / immune complex / 赤血球 / 補体レセプター
研究概要

SLEの患者血清を血清補体価(CH50)により, 低補体価群と正補体価群とに分け, 各々を, 赤血球(O型)の補体レセプター(CRI)の多い血球と少い血球に分けて反応させ, さらに37°Cと41°Cに分けて反応をみた. SLEの血清は, 特に低補体価のグループでは長時間(24時間)incubateすると37°Cで, 著明に補体価は低下し, この低下傾向は, 早期からみられ, しかも41°Cでは, さらにその傾向に拍車がかけられ, 低補体価のSLE血清は, 正補体価のSLEや正常人血清に比べてより熱変性を受けやすいことが明らかとなった. 一方, 赤血球を加えると, 奇妙なことに, 補体価の低下はむしろ抑制される傾向が認められた. この傾向は, 37°Cでも41°Cでも同様に認められ, また赤血球の補体レセプターの有無とは直接的な関係は認められなかった. このような条件下では新たに生じた変性IgGの量を赤血球補体レセプター法で測定すると, 補体価の場合と同様に, 低補体価のグループでは, 有意に大量の変性IgGが産生されており, 赤血球の存在下ではむしろ減少する傾向がみられた. これらのことはSLEではimmune complexの形成だけでなく, 変性IgGの生じやすさも病態の一端を且っているものと思われ, 赤血球は補体レセプターの有無に拘らず, IgGの変性を防止する可能性が考えられ, SLEにおいては, immune complex, 変性IgG, 赤血球補体レセプターの相互の関係についてはより詳細に検討する必要があることが示唆された.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 谷本潔昭: リウマチ. 27. 321-322 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 谷本潔昭: 日本臨牀. 45. 1087-1087 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 谷本潔昭: 日本臨牀. 45. 1091-1091 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 谷本潔昭: 日本臨牀. 45. 1132-1132 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 谷本潔昭: Medical Practice. 579-584 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 谷本潔昭: 月刊薬事. 29. 169-173 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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