研究課題/領域番号 |
62570384
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 東京大学 (1988) 独協医科大学 (1987) |
研究代表者 |
上原 誉志夫 東京大学, 医学部(病), 助手 (40184965)
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研究分担者 |
八木 繁 獨協医科大学, 医学部(病), 教授 (90049130)
松岡 博昭 東京大学, 医学部(病), 講師 (20111544)
ISHIMITSU Toshihiko University of Tokyo (80232346)
ISHII Masao Yokohama City University (90010363)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1988年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1987年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | トロンボキサン産生阻害因子 / 食塩高血圧 / フロスタグランジン / フオスフオリパーゼC / フオスフオリパーゼA_2 / 血管平滑筋細胞 / 細胞増殖 / 血管中膜過形成 / プロスタグランジン / フォスフォリパーゼC / フォスフォリパーゼA_2 / プロスタグランジン産生阻害因子 / Dahl食塩感受性ラット高血圧自然発症ラット / l腎性腎血管性高血圧ラット / DOCA食塩高血圧ラット / フォスフォリパーゼ |
研究概要 |
慢性的な体液量の増大が昇圧に関与する遺伝性ならびに二次性高血圧DOCA-食塩高血圧、-腎性Goldblatt型高血圧)ラット循環血中には血小板でのトロンボキサンA_2(TXA_2)産生を阻害する因子が存在し、本阻害因子は降圧系プロスタグランジンE_2(PGE_2)産生をも抑制し、また腎におけるPG合成にも影響を与えた。本阻害因子は分子量が約4300のペプタイド様物質であり、その作用機序にはフオスフオソパーゼC(PLC)およびフオスフオリパーゼA_2(PLA_2)活性の抑制と、それに基づくPラキドン酸の遊離低下にある。実際、これら体液貯留性高血圧ラット循環血中にはPLC活性の抑制因子が存在し、血管壁におけるPLC活性も低下していた。本阻害因子は体液貯留性高血圧ラットで特徴的に観察され、本高血圧ラットの高血圧発症前にみられる血管壁降圧系PG産生能の低下と深く関連することが示唆された。降圧系PGの産生低下は血管平滑筋細胞の増殖を促進することを明らかにした。従って体液貯留時にみられたPLC活性の低下は、血管壁PG系の合成を抑制して血管壁中膜の過形成を促進し、本高血圧症の発症および維持に関与することが考えられた。本阻害因子の産生部位の同定および分泌抑制の方法ならびに作用の阻害方法の究明は、高血圧治療において意義が大きいと思われ、今後、これらの問題点に関して検討を進める必要性がある。
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