研究課題/領域番号 |
62570403
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 (1988) 北里大学 (1987) |
研究代表者 |
丸茂 文昭 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (00050443)
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研究分担者 |
梅谷 直樹 北里大学, 医学部, 助手 (50168746)
増田 卓 北里大学, 医学部, 講師 (30165716)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1988年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1987年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 心房Na利尿ホルモン / α-ANP / β-ANP / 心不全 / 不活性化 / 腎障害 / 髄液 / イヌ / 心房性Na利尿ホルモン / 存在様式 / 尿中 / 髄液中心房性Na利尿ホルモンAtrial Naturiuretic Peptide / dog / Molecular from of ANP |
研究概要 |
ヒト体液の水・電解質調節ホルモンとして最近脚光をあびた心房性Na利尿ホルモン(ANP)は、当初心房からのみ分泌されると考えられたが、そのうち心不全のような病態では心室からも分泌されることが明らかになった。また、ANPは脳ししの中にも存在し、間脳等より分泌されているとされた。このANPは心臓と脳とから分泌されているが、その両者がヒト水電解質調節に独立して関与するのか、相互関係があるのか明確になっていない。心房からの分泌調節機構、ANP不活性化機構についても十分に明らかになっているとは言えない。更に、病態時の血中、尿中ANPの態度、その状態が疾病の診断上持ちうる意味は解明途上である。ANPのα、β、γの分子型が病態時にどのような意味を持つか、その診断的価値にどうかについては全く不明である。このように、ANPについては研究はその緒についたばかりで解明されなければならないことが多く、ことに臨床的な意義づけについては、ほとんど手がついていないと言ってよい。そのような状況の下に本研究は多方面にわたって開始された。 研究成果は雑誌論文に示す如く、全て欧文報告であり、独創性に富むと評価されている。ANP分泌調節機構、不活性機構の解明もさることながら、心不全、腎疾患などの病態におけるANPの意義づけ、特に心不全時のβ-ANPの重要性の発見など、臨床的研究によって、ANPの疾病時の存在様式、診断的意義を明らかにしたことが本研究の特徴である。 また、in press,submitted for publicationが少なくないように、本研究はいまだ発展継続の途上であり、今後、われわれの手でRIAを確立したendothelin,brain natriuretic eptideの測定結果と合せ検討し、血管作働性ホルモン全体の研究に発展していくであろう。
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