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脳の老化、痴呆におけるドリコール代謝異常の検討

研究課題

研究課題/領域番号 62570415
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関東京大学

研究代表者

榊原 洋一  東京大学, 医学部, 助手 (10143463)

研究分担者 飯森 裕一  東京大学, 医学部, 助手 (10184368)
土生 裕司  東京大学, 医学部(病), 助手 (90189598)
研究期間 (年度) 1987 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1988年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1987年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードドリコール / 細胞培養 / ルチノール酸 / ツニヤマイシン / ロイペプチン血中濃度 / 加令 / 脳の老化 / 培養神経細胞 / ロイペプチン
研究概要

昨年度は、培養組織中の微量のドリコール定量法の確立を主眼として研究を進めたが、今年度はその微量測定法を応用して次の2点について検討を加えた。
(1)培養神経系細胞(C-6グリア)に於るドリコール代謝の調節
ラットグリオーマから分離継題培養されているC-6グリア細胞に糖蛋白合成に影響を与える可能性のある薬物を加え、糖蛋白合成の際に糖のキャリアとして働くことの分かっているドリコールの遊離型の細胞内濃度の変化をみた。加えた薬物は、レチノール酸、ツニカマイシン、ロイペプチンである。以上の薬物を細胞の培養液中にそれぞれ[10^<-5>M]、[0.1μg/ml]、[20μg/ml]の濃度になるように加え24時間培養した後、細胞を回収、ドリコール濃度を測定してコントロールと比較した。その結果ツニカマイシン、レチノール酸はC-6グリア細胞中のドリコール濃度に影響を与えないが、ロイペプチンはC-6グリア細胞中のドリコール濃度を減少させていることが明らかになった。さらにヒトの神経芽細胞腫(NB-1)についても同様の実験を行い、C-6グリア細胞におけると同様、ロイペプチン細胞内ドリコール濃度を低下させる作用があることが確認された。
(2)正常人血清中(遊離型)ドリコール濃度の加令変化
脳変性疾患や老人に伴うヒト組織中へのドリコール蓄積のメカニズムは未だに不明である。最近血清中にドリコールと特異的に結びつくリポ蛋白が存在することが明らかになった。昨年度開発したドリコールの微量測定法を用いて、正常人血清中の遊離型ドリコール濃度を測定した。その結果、弱い相関ではあるが加令とともに血清中ドリコールが減少することが明らかになった。

報告書

(2件)
  • 1988 実績報告書
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Yoichi,Sakakihara: Mucopolysaccharidosis and Mucolipidosis(Progress in Clinical and Biological Research.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Yoichi,Sakakihara: Biochimica Biophysica Acta.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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