研究課題/領域番号 |
62570436
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
牧野 駿一 (1988) 自治医科大学, 医学部, 助教授 (30157169)
鞭 煕 (1987) 自治医科大学, 医学部, 講師 (20146153)
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研究分担者 |
山本 博昭 栃木県立ガンセンター, 脳外科, 医長 (00134560)
鞭 煕 自治医科大学, 医学部, 講師 (20146153)
谷口 洋子 自治医科大学, 医学部, 研究生
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研究期間 (年度) |
1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1988年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1987年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 神経芽細胞腫 / 染色体数 / フローサイトメトリー / 小児白血症 / high resolution / DNA分析 |
研究概要 |
今年度は、小児悪性腫瘍特に神経芽腫について現実の症例において、染色体、N-myc等のoncogene、予防との関連について検討した。染色体数に関しては下記の通り4群に分類した。 (1)near diploidi+y(染色体数42-47) (2)hyper diploidi+y(染色体数50-56) (3)near triploidi+y(染色体数60-77) (4)hypo tetraploidi+y(染色体80-83) (1)、(4)の両群には1番のマーカー染色体の他double minutesやhomogenously staining regionを持つものも見られた。年令は1才以上が殆んどであった。(2)、(3)群には染色体の構造異常を有するものは殆どなかった。症例の多くは1才以下で病期は進行しておらず、長期生存例であった。N-mycのAamplificationは、(1)、(4)群には見られたが、(3)、(4)群には見られなかった。染色体については、double minutesとhomogeneously staining regionの有無は予防と無関係であったが、マーカー染色体を有する症例は予後不良であった。一般的に予後良好なグループと考えられているstageIV-Sにおいても(1)、(4)群と(2)、(3)群とは全く異なった病像を呈したので、神経芽細胞腫の予後を予測するためには非常に有用な手段であると考えられる。
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