研究課題/領域番号 |
62570497
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 国立精神・神経センター |
研究代表者 |
高橋 清久 国立精神・神経センター, 神経研究所第三部, 部長 (30073076)
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研究分担者 |
西川 徹 国立精神, 神経センター神経研究所第三部, 室長 (00198441)
三国 雅彦 (三國 雅彦) 国立精神, 神経センター神経研究所第三部, 室長 (00125353)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1988年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1987年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | ストレス適応 / フットショックストレス / 受容体 / セロトニン / ラット / ストレス / フリーランニングリズム / サーカディアンリズム / うつ病 |
研究概要 |
本研究では、うつ病発現にストレス及び生体リズム異常が関与する事実から(1)反復ストレスの影響、(2)サーカディアンリズム成立に係わる因子という観点から研究をすすめた。 10日間連続して一定時刻になフットショック(2mA,60min/day)をあたえ、行動面からストレスへの慣れの現象を観察するとともに、セロトニン神経系の感受性変化の計測、セロトニン受容体測定を行なった。最初のストレス負荷により行動量低下、体重減少、すくみ行動の出現などがみられたが、3〜5日間のストレスを連続負荷にするにつれ、これらの現象が一様に消失し、行動上のストレスへの適応が成立する。10日間連続してストレス負荷を行ないセロトニンアゴニスト(5ーMeDHT)を投与するとForepaw treading,tremor,Straub'stailなどのセロトニン感受性増大を示唆する行動変化が認められた。この感受性は5日間のストレス負荷では認められず、ストレスへの慣れの現象とは平行しなかった。セロトニン感受性の増大はセロトニン受容体数あるいは親和性の変化を伴なわず、感受性増大がたんに受容体数の変化の表われではないことが示唆された。 サーカンディアンリズムの発達を調べる目的で、幼若期(生後2〜5日)に中脳縫線核の電気凝固、あるいは5、7ーDHT投与によりセロトニンニューロンを破壊したラットでサーカディアンリズムの発現を調べた。移所行動量、飲水行動のリズムには全く異常が認められず、フリーランニングリズムの周期も変化せず、わずかにコルチコステロンリズムの発達に遅れがみられたのみであった。この事実はセロトニン系ニューロンはサーカディアンリズムの成立に必須のものではないことを示唆している。
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