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1.25(OH)_2D_3より高い活性を持つビタミンDの治療応用への研究

研究課題

研究課題/領域番号 62570518
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 内分泌・代謝学
研究機関長崎大学

研究代表者

岡本 純明  長崎大学, 医学部, 講師 (90128166)

研究分担者 和泉 元衛  長崎大学, 医学部, 助教授 (80039552)
研究期間 (年度) 1987 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1988年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1987年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード骨粗鬆症 / 26,27-F_6-1.25(OH)_2D_3 / 骨粗縣症 / 26 / 27-F_6-1,2S(OH)_2D_3
研究概要

腎臓から分泌されるホルモンである1.25(OH)_2D_3より5〜10倍高い生物活性を持つ26,27-F_6-1,25(OH)_2D_3の骨粗鬆症への治療応用を主眼として実験を行って来た。卵巣摘出によるラット骨粗鬆症モデルは正Ca食条件では作製不能とするBarzelらの報告にもある如く、条件により骨軟化症あるいは骨塩比率の著明な低下を来たす場合が多い。通常ラットの正Ca食として0.47%Ca食が用いられるが、0.02%および0.1%の各濃度のD欠乏食に、一定量のビタミンDを経口チューブにより補充する方法で、卵摘後ラット及びシャム群を飼育した。10ケ月令北山ラベヌラットを12週、20週にと殺し、採血後、大腿骨両側を採取、骨比重、X線骨皮質幅、総骨灰量、%骨灰量を測定した。また3点支持方式にて破動力を測定した。0.02%および0.1%の各Ca濃度食では急速に骨灰量、骨比重が減少するが、骨灰量の減少幅が大きいため%骨灰量の著明な低下を来たした。血中Caにも影響を与える例があり二次性副甲状腺機能亢進症や骨軟化症が介在する。可能性が大きく骨粗鬆症の生物検定系としては相当な注意を要すると考えた。26,27-F_6-1.25(OH)_2D_3についてはビタミンD欠乏動物における生物検定系で1.25(OH)_2D_3の10倍の活性を腸管Ca吸収能、骨Ca動員作用等で確認していたが、血中濃度について不明であり検討を行った。26,27-F_6-1.25(OH)_2D_3の標識品を開発し、そのリカバリーをもってHPLC精製リセプターアッセイを行ったところ26,27-F_6-1.25(OH)_2D_3の血中消失は1.25(OH)_2D_3に比して少なくとも延長してはいないという結果を得た。26,27-F_6-1.25(OH)_2D_3はリセプター(ニワトリ胚)結合は1.25(OH)_2D_3の1/3と低く、血中濃度の半減期も長くないことが判明した。骨粗鬆症モデルラットにおける効果は、骨比重の改善の他に、破動力の増強が認められており、さらに長期の実験系において適正な治療応用適量が間欠投与法等を検定する基礎条件を得ることが出来た。

報告書

(2件)
  • 1988 実績報告書
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 岡本純明: 臨床病理. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Sumiaki Okamoto.: ""New VitaminD Analogues Which are Biologically More Potent than 1.25(OH)_2D_3"in Proc of 6th Intemational Sywposium" The Foundation for Growth Science in Japan International Sywpasium on Calciam Regnlatiry System, (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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